ブックタイトルファッション業界お仕事ブック

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概要

ファッション業界お仕事ブック

AboutWor kmates 7_ 8 Wor kmates 3 _ 4 Wor kmates 1_ 2 BAYCR EW’ SWorkmates 5 _ 6S taf f Col umn Wor kmates 9_10探究心を持って、さまざまな情報をつかみ続ける。 店内のレイアウトや什器など、ブランドのイメージに合わせてディスプレイを手がけるビジュアルマーチャンダイザー(VMD)は、各ブランドの商品価値を高め、販売に結びつけていく、“ビジュアル戦略の総合プロデューサー”とも言える。 エディフィスのショップスタッフを経て、VMDを担当するようになった森本陽介さんが大切にしているのは、「ブランドの特性やイメージを理解し、各ショップの“らしさ”を表現する」こと。 VMDは、店舗のディスプレイに加え、イベント時期の装飾やPOPデザインの企画など、ビジュアルのすべてをブランディングしていく。そのためには、ファッションに限らず、インテリアや建築など、幅広いジャンルの知識や情報を自らつかみに行く積極性が重要だという。「店内の雰囲気次第で商品の見え方が変わるため、より良くお客様に伝わるように、アイデアの引き出しを多く持つことが大切です」と、自分を常にアップデートし続けている森本さん。VMD担当者の統括として、ディスプレイを通してブランドの魅力を伝えている。細かい作業を丁寧にこなし、信頼を築く。 デザイナーやMDなどの商品企画と、実際にアイテムをつくる工場とのパイプ役である、プロダクションマーチャンダイザー(生産管理)。商品化が決まったアイテムを、実際の商品につくり上げるまでのプロセスを担う仕事だ。文化服装学院で服づくりの基礎を学んだ大友貴広さんは「縫製などを理解しているからこそ、工場の方とも対等に話をすることができています」と語る。社内の各部署とやり取りをしながら、納期に間に合わせるために工場に発注する。その仕事の過程では、細やかな業務の積み重ねとスピードが求められる。 また、生産管理は、商品企画がイメージしているものが確実に形になるように、工場と工賃や納期の交渉をすることも多い。「そこではお互いの信頼関係がとても重要になってくるので、こまめに連絡を取り合い、コミュニケーションを欠かさないようにしています」。 洋服の仕様や生地の特性を理解し、その内容に合った工場を選ぶ生産管理は、服や素材の知識のほか、経験が問われる重要な仕事だ。サンプルを確認し、各部署に報告資料を参考にビジュアルをイメージプロダクションマーチャンダイザー大友貴広おおともたかひろ アパレル技術科生産システムコース卒業。1983年、埼玉県生まれ。セレクトショップに興味があり、ベイクルーズに入社。販売職を経て、現職に。BAYCREW’ S Workmate:O6ビジュアルマーチャンダイザー森本陽介もりもとようすけ アパレルデザイン科卒業。1981年、山梨県生まれ。販売職を3年ほど経験し、ビジュアルマーチャンダイザーに。その後、ディレクターに就任。BAYCREW’ S O5 Workmate:15 Bunka Fashion Col lege / Baycrew’s