ブックタイトルファッション業界お仕事ブック

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概要

ファッション業界お仕事ブック

面白いと感じたらチャレンジしていく。 高校卒業後、美術大学で建築を学んでいたという米田年範さん。在学中に友人と洋服をつくり、イベントなどで展示販売したことをきっかけにファッションに興味を持ち始め、文化服装学院で服づくりを学んだ。入学当初から 「いつかは自身のブランドを」という思いを抱いていたという。卒業後に進学した文化ファッション大学院大学在学中の2010年にウエアブランド、アテノイを立ち上げ、2012年には新人デザイナー大賞のプロ部門に選出された。 この頃、大学時代の同級生でアーティストのクラーク志織さんと再会し、アテノイで展開していたタイツをプレゼントしたところ「私もタイツをつくりたい」という言葉を受け、彼女の作品をタイツにプリントして展示会を開催。そこで手応えを感じたことから、ワンピースとタイツがスタートした。1. 素材を自由な発想でアレンジしていく。 2. 西荻窪に構えるアトリエで、古着にレースをあしらった新ブランド、「古着にレース」の製作もしている。2 1 イラストレーターや日本画家など、さまざまなアーティストとコラボレーションしている米田さんが心がけているのは、ワンピースとタイツを発信できる機会や場所をアーティストに合わせて用意していくこと。デザイナーとしてではなく、ディレクター的な役割に徹している。 ワンピースとタイツやアテノイ、2016年よりスタートした古着にレースなど、多くのアーティストやデザイナーと共にブランドを展開している米田さん。「ファッションだけが切り口だと限界があるので、アーティストにもっとフォーカスされるようなアートイベントに参加したり、ギャラリーとコラボレーションしてアイテムを打ち出したりしていきたい」と、今後の意気込みを語ってくれた。 デザイナーでもありディレクターでもある米田さんの〝ものづくり?に対するポリシーとは? 「幅広いジャンルのアーティストたちとたくさん意見を交わしていくことで、いろんなアイデアが浮かびます。〝面白そう!?と感じたことにはどんどんチャレンジしていくことが大切だと思います」 。MY GOODS自分流に改造した作業台高校時代、美術の先生から影響を受けたという米田さん。「音楽レーベルを持っていて、美大を勧めてくれたのもこの先生。先生が編集したCDは、今でもよく聴いています」。恩師からもらった思い出のCDPROFILE :ワンピースとタイツBRAND :米田年範NAME :ワンピーストタイツ / 2012年よりスタート。アーティストの作品を、ワンピースやタイツにプリントし、アートをより身近に感じてもらうことを目的とし、日本画家や空間デザインユニットなど、幅広いジャンルのアーティストとコラボレーションしている。よねたとしのり / 服飾研究科卒業。1981年、北海道生まれ。美大を卒業後、文化服装学院、文化ファッション大学院大学で服飾を学ぶ。2011年春夏には、ファッションブランド、アテノイを発表。Create 08ブランドディレクターBunka Fashion College 1. Create 34