ブックタイトルファッション業界お仕事ブック

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概要

ファッション業界お仕事ブック

してアトリエに通った。その後正式にシアタープロダクツでショップスタッフとして働くことになった彼女は、2年前に念願叶いプレスになることができた。「ショップスタッフになって4年経った頃、プレスになりたいという気持ちを思いきって上司に伝えたんです。それもあって、今こうして好きなブランドでやりたかったプレス業務に就けています。自分の思いは言葉にしないと伝わらないなとあらためて感じました」。 前田さんはオフィシャルHPや各種SNSの管理、コレクションやイベントの運営のほかに、デザイナーやプロデューサーと店舗のつなぎ役のような役割も担っている。「デザイナーの意図やプロデューサーとしてのブランディング、そして現場である店舗からの意見。それぞれの考えを吸い上げて、どこか一点に偏ることなくバランス良くミックスして提案していくことが私の役割だと思っています。難しいですが、とてもやりがいのある仕事です」。 シアタープロダクツというブランドをもっとたくさんの人に知ってもらいたいと語る前田さん。大好きなブランドのことを話す彼女の笑顔はとても輝いている。213大好きなブランドと共に歩む日々。  「こんなに好きになったブランド、ほかにはありません」と、目を輝かせながら話す前田綾子さん。彼女がシアタープロダクツを知ったきっかけは、文化服装学院での授業だった。「1年生の時にコレクションを見る授業があって、その時に見たシアタープロダクツのショーに衝撃を受けたんです」。それ以来すっかりシアタープロダクツというブランドに魅了された彼女は、絶対にこのブランドで働きたい! という強い思いを持ち続けていた。卒業前からブランド側に熱意を伝え、インターンとしてお手伝いをさせてもらったり、他のブランドに就職した卒業後も休日を返上PROFILE :THEATRE PRODUCTSBRAND :前田綾子NAME :シアタープロダクツ /「 ファッションがあれば世界は劇場になる」をコンセプトに服づくりから販売までの全過程を演出ととらえ、服そのものはもちろん、着る人やその時間、空間までもプロデュースすることにこだわりを持つファッションブランド。まえだあやこ / スタイリスト科スタイリストコース卒業。1988年、神奈川県生まれ。学生時代から憧れのブランド、シアタープロダクツでインターンとして働く。その後、4年間の販売職を経て、念願のプレスに。Communicate 03プレスMY STORY文化服装学院に行って良かったことは? 「友達との出会いももちろんですが、先生と出会えたことも大きいです。相談事をしたり、食事に行ったり、今でも交流が続いています。コレクションなどで人手が足りない時には、先生に頼んで学生にフィッティングを手伝ってもらうなど、仕事の面でも助けてもらっています」。変わらない先生とのつながり1. 他のプレススタッフと共に今後のプロモーション企画の打ち合わせ中。 2.前田さんが制作に携わったカタログやリーフレットなど。 3. 新作コレクションを入念にチェック。商品の魅力を知ることがプレス業務の第一歩。苦労してつくった作品たちBunka Fashion College 3.Communicate 64