ブックタイトルファッション業界お仕事ブック

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概要

ファッション業界お仕事ブック

1にとってSNSでの反響は重要です。情報を発信するだけではなく、そこから議論が生まれたり、ユーザーに次のアクションを起こさせたりするような影響力を与えられる媒体になることが目標です」。 そして、ファッションが売れないと言われている時代にメディアのあり方も変わってきていると小湊さんは考えている。「洋服が嫌いな人ってあまりいないですよね。要は興味を持てるか持てないか。消費者との架け橋となるのもメディアの仕事だと思うんです。FASHIONSNAP を通して、ファッション業界をもっともっと元気にしていきたいですね」。言葉の力でファッション業界を元気に! FASHIONSNAP はファッション業界にまつわるニュースを中心に、アートや音楽、イベントなどの最新情報をリアルタイムで発信するWEBメディアだ。 「ファッションに興味のある人が知りたい情報をすべて網羅しているというのが特徴です。時事性、社会性の高い情報をいち早く届けるために、常にアンテナを張り巡らせて情報収集することが生活の一部になっています。最新の情報をキャッチしたら、道端で原稿を書くなんてこともありますよ」。 サイトが誕生したのは2005年。当時はWEBメディア自体がまだ少なく、苦労したことも多かった。 「最初の頃はブランドの取材をするのも一苦労でした。オファーを断られ続けて諦めそうになることもありました。でも、〝自分の言葉を世界中の人たちに届けられる?〝言葉ひとつで世の中に影響を与えることができる?、そういう気持ちがモチベーションとなり、今まで続けてくることができました」。 昨今、SNSの普及と共にWEBメディアの持つ影響力は大きくなってきた。 「シェアされないとニュースではないというくらい、WEB媒体PROFILE :FASHIONSNAPSITE :小湊千恵美NAME :ファッションスナップ / 国内外のさまざまなニュースを取り扱う情報サイト。東京のストリートスナップや最新のコレクション情報など、ファッションにまつわるトピックスを主なコンテンツとして、最新情報を日々発信し続けている。こみなとちえみ / 服装科卒業。1980年、山梨県生まれ。文化服装学院を卒業後、デザイン会社に就職。結婚と出産を経験し、現職へ。部長という立場でありながら、自身もプレイヤーとして現場に立ち続けている。Communicate 04記者MY STORY思い出に残っている仕事は? 「イッセイ ミヤケのデザイナー 宮前義之さんが初めてパリコレに参加した時に、当日までの舞台裏をリアルタイムでレポートしました。終始ドタバタでしたが、その場にいない人にも現場の空気感が伝わるリアルな情報を発信できたことで、消費者とブランドとの距離を縮める、架け橋のような存在になれたと思います。FASHIONSNAPの可能性も広げることができました」。リアリティを伝えることが大事1. keisuke kanda 2017AW展示会で新作をチェック。 2. ラジオ番組「J-WAVE TOKYO MORNINGRADIO」にゲスト出演。 3. 365日絶えずさまざまなニュースが配信されるFASHIONSNAP。 4. 執筆や記事のアップに欠かせないノートパソコンは小湊さんの必需品。取材時に使用するヴォイスレコーダーも。展示会でトレンドをキャッチ!134 265 Bunka 3.Communicate Fashion College