ブックタイトルファッション業界お仕事ブック

概要

ファッション業界お仕事ブック

自分らしいモデル像を模索する日々。　文化服装学院在学中にスカウトされ、モデルの道へ進んだemmaさん。現在はファッション誌やカタログなど、多くの媒体で活躍している。「上京してきた頃は読者モデルとして時々ファッション誌に出してもらっていました。モデルになりたいという気持ちはずっとあったけれど、実際に自分がなれるとは思っていませんでした。でも、1年生の時に今の事務所の方に声をかけてもらって、この道で頑張っていこうと決めたんです」　学業と仕事の両立で忙しい日々を送っていたemmaさんの一番の思い出は文化祭のファッションショーだ。「ランウェイでのウォーキングは初めてだったし、練習では先輩にたくさん怒られた記憶があります。でもその時の経験が今、すごく役立っています」。　文化服装学院での経験は他の場面でも活かされている。「『ViVi』の専属になった時、可愛くてスタイル抜群のモデルさんばかりでとても驚きました。〝これだけは誰にも負けないぞ！?っていう自分の武器がなければ、この中で生き残っていけないと思ったんです。私は誰よりもファッションが好きだし、文化服装学院に通って学んだ知識もある。そこはほかのモデルさんには負けません。知識や経験を活かして、私服企画などは必ず自分でスタイリングさせてもらうようにしています」。　卒業後は仕事に対する考え方も変わってきたという。「モデル業に専念できる環境になったことで、仕事について考える機会も増えました。私はモデルは服を良く見せるためのマネキンだと思っています。でも、実際に世間の人たちが目にするのは私自身。だから〝もっとこうしたほうがいい?と思った時は積極的に意見を言うし、一つひとつの仕事に自分の考えを持つようになりました」。　最近ではラジオやお芝居など、新たなジャンルにも挑戦しているemmaさん。「これから先もモデル業を軸に、それ以外の仕事にもどんどんチャレンジしていきたいです。たとえそれがうまくいかなかったとしてもいいんです。今は深く考えずに、自分らしくいろんなことに挑戦していきたいと思っています！」。211. 真冬の夏服撮影は寒さとの戦い！ ヘアメイクを直す少しの間もロケジャンが欠かせません。スタイリストは文化服装学院の先輩、田中香菜さん。 2. 雑誌『ViVi』2017年4月号“emma book”の撮影風景。MY GOODS「音楽に関してはイギリス人の父の影響がとても大きいです。このふたつのアルバムは元気が出る曲が多いので、移動中などにもよく聴いています」好きな音楽で気分を上げてリフレッシュ（上）「ANTI」Rihanna（UNIVERSALMUSIC JAPAN） （ 下）「Dancing Inthe Street」 David Bowie & MickJagger（Warner Music Japan）※iTunesにて発売中emmaNAME :えま / ファッション流通科ファッションモデルコース卒業。1994年、北海道生まれ。文化服装学院在学中にスカウトされ、モデルデビュー。現在は雑誌『ViVi』の専属モデルを務めるほか、さまざまなファッション誌やカタログ、広告などで活躍中。Communicate 07モデル1 カットずつ表情にもこだわりますBunka Fashion College 3.Communicate 68