ブックタイトルファッション業界お仕事ブック

概要

ファッション業界お仕事ブック

Pick upItem &Place印象に残っているものと場所IENA のカタログPick up Item:佐藤さんがスタイリングを担当した2014年春夏のイエナのカタログ。女性らしいブランドのイメージが伝わる一冊だ。Pick up Place:文化学園図書館国内外のファッション誌を閲覧でき、世界の服飾史のほか、美術・工芸・染色・建築など、さまざまな専門図書がそろう。パンジー（学食）Pick up Place:校舎1階の学食内にある人気のパンコーナー。いつも学生たちの空腹を満たしてくれるおいしいパンが並んでいる。ファッションシーンの第一線で活躍している文化服装学院のOB & OG たち。仕事以外でも交流の深い卒業生たちが思い出話を語る！ファッション業界で活躍中の同級生座談会こまつよしあき / ファッション流通専攻科ファッションディレクター専攻卒業。1983年、秋田県生まれ。スタイリストのアシスタントを経て2009年に独立。メンズファッション誌をはじめ、広告など幅広いジャンルで活躍中。PROFILE :JOB : スタイリスト NAME : 小松嘉章Graduates’ DiscussionBunka Fashion College Graduates’ Discussion 74小松　俺はショーの委員長もしたよ。先輩に今、演出家として活躍している保科路夫さんがいて、いろいろ教えてもらってたな。佐藤　コレクションのフィッターのアシスタントをさせてもらったのもいい経験だったな。人に服を着せることの難しさと楽しさはそこで実感したし、相手のことを考えて行動しなくちゃいけないことを学んだ。市川　私はショーとかイベントに参加できないくらい忙しかった……。服飾の資料がたくさんある図書館はよく利用していたかな。佐藤　私もめっちゃ行ってた！ 今も資料とか素材が必要になったら、文化の図書館とか、資材がそろってるリソースセンターに行ってるよ。小松　あとはパンジーでよくパンを買ってた。市川　懐かしい！ お弁当通りにある唐揚げもおいしかったよね。卒業後、どのような経験をしてきましたか？佐藤　先生から、スタイリストの椎名直子さんがアシスタントを募集していることを教えてもらって、3年ほどアシスタントとして働くことができて、今思えばタイミングが良かったなって思う。小松　卒業後はアルバイトを半年ぐらいして、資金を貯めてから文化服装学院に入学したきっかけは？小松嘉章　中高生の頃からファッション雑誌を見ることが好きで、スタイリストの熊谷隆志さんの存在を知って、自分もこんな風になりたいなと思っていたら、姉が文化服装学院 （以下、文化）のことを教えてくれたのがきっかけかな。佐藤里沙　私も学生の頃からファッション雑誌を見るのが好きで、スタイリストっていう職種にすごく興味があったの。雑誌で文化の広告を見つけて、行ってみようかなと思ったんだよね。市川綾子　私はデザイナーになりたくていろいろ学校を探したんだけど、地元の長野県に付属の高校がある文化に親近感と安心感を感じたから入学を決めたの。どんな学生生活を送っていましたか？市川　アパレルデザイン科はとにかく課題の量が多くて、寝る間も食事する時間も惜しんで、毎日こなしていくことで必死だったな……。佐藤　私はスタイリスト科だったから、街に出て市場調査をしたり、ヘアメイクやカメラワークの授業があったり、とにかく幅広く学べたよ。小松　楽しい授業が多かったよね。佐藤　朝日 真先生の授業が楽しかったよね。ファッションの歴史の話とか、映画の話とか。いろんな切り口からファッションを解釈する先生で、興味深い内容だったな。