ブックタイトルファッション業界お仕事ブック

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概要

ファッション業界お仕事ブック

PROFILE :三越伊勢丹COMPANY :德丸美保NAME :ミツコシイセタン / 伊勢丹、三越、岩田屋、丸井今井の百貨店事業を有する小売グループ。海外ではマレーシアやシンガポールなどの東南アジアや中国を中心に32店舗を経営。売り上げ高・規模で日本の百貨店業界のトップを走る。とくまるみほ / スタイリスト科卒業。1986年、宮崎県生まれ。卒業後、文化出版局に入社し、『装苑』編集部に。期待のクリエイターを紹介する企画「ニューカマー」などを担当。7年間勤務したのち、三越伊勢丹に入社。Before After 01海外事業本部 MD1. 「 ISETAN The Japan Store Kuala Lumpur」の外観。 2. 現地スタッフのみんなと。ディスプレイや売り方も德丸さんが現地に行って直接指導する。 3. マレーシア店で德丸さんが企画編集をしているエリア。日本のいいもの・いいことを、衣・食・住・遊でピックアップして紹介している。BeforeAfter転職して、新たな道を歩んでいる卒業生もたくさんいます。キャリアアップの際にはどんな心境の変化があったのだろう?転職12て、世の中に発信する……自分のやりたいことはこれだと感じました」。 三越伊勢丹に転職したきっかけも、この経験からだという。 「ニューカマー特集で紹介しているクリエイターの合同展示会 SOEN WHITEを担当していたんです。ブランドの魅力を直接読者や来場者に伝えることができ、誌面で紹介するだけではなく、ブランドのその後にもっと関わっていきたいと思ったんです」。 德丸さんが現在力を入れているのは昨年10月にオープンしたマレーシアの新店。 「海外では日本と勝手も違うので、いろいろなことがチャレンジです。売れる商品も値段も日本とはまったく違います。そういう予想外のことも含めて、海外店舗の運営はとてもやりがいを感じます」。 新たなフィールドで日々奮闘している德丸さんに、今後の目標を聞いた。 「自分がいいと思ったものでも売れなければ意味がない。自分にはまだまだビジネスの知識が足りないと感じています。もっともっと勉強して、〝いいもの?が売れる場所づくりをしていきたいです」。世界を舞台に〝いいもの〟が売れる場所づくりを。 三越伊勢丹の海外事業本部に在籍している德丸美保さん。海外店舗のマーケティングやバイイングを担当している。この仕事について約2年半。その前は、文化出版局の『装苑』編集部で編集者として働いていた。德丸さんのターニングポイントとなったのは、期待のクリエイターを紹介する「ニューカマー」という企画ページを任されたこと。 「日の目を見ていない新しい才能を見つけ「ファッション雑誌もなかなか買えないような田舎に住んでいた高校生の頃、2004年3月号の『装苑』を見て、ファッションにこんな表現方法があるなんて! と衝撃を受けました。文化服装学院を目指したきっかけです」ファッションに目覚めたきっかけMY STORYBefore『装苑』編集部時代。文化服装学院のイベントでは同級生のミーシャ・ジャネットさんと講演も行った。現地スタッフとの会話はすべて英語!3Bunka Fashion College 4. Before After 76