ブックタイトルファッション業界お仕事ブック

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概要

ファッション業界お仕事ブック

アドバイスを素直に受け入れ、アウトプットし続ける。 Instagramを使って、コラージュやイラストなどの作品を次々と発表し続けるとんだ林蘭さん。手を動かし続けることを意識し、思いついたアイデアはため込まずに日々アウトプットをしているという。 活動をスタートしたのは、浅草にあるアパレルショップで、音楽家や作家などたくさんのアーティストに出会い、刺激を受けてから。「当時アパレルの販売職を離れ、事務職をしていたのですが、もともと絵を描くことが好きで、お店で落書きをして過ごしていたんです。そしたら『お店で個展をしてみたら?』とオーナーが提案してくれて、そこから活動が始まりました。そんななか、お店の常連さんで以前から私のことをご存知だった音楽プロデューサーの會田茂一さんにライブのフライヤーを頼まれたことがきっかけで、制作活動に意欲が湧いてきました」。 そんな彼女は、周囲のアドバイスを素直に受け入れてきたことに今の自分があると実感している。「イラストやコラージュを始めたのは、人からの勧めがあったからですが、文化服装学院に入学したのも、高校の担任の先生が教えてくれたからなんです。当時は、デザイナーやパタンナーになりたいという明確な目標はなく、響きがかっこいいという理由でスタイリスト科に入りました。けれど、コーディネート論やカメラワークの授業を受けたり、文化祭で映像のメイキング係になって撮影と編集を担当したり……。振り返ると、それが今の制作活動の糧になっていると思います」 。 アパレルブランドとのコラボレーション商品のほか、アーティストのCDジャケットや雑誌のアートワークなど、多岐にわたる活動が注目されているとんだ林さんは、最近では映像のアートディレクションも行っている。「Instagramをアップし続けることで、『そういえばあの人がこんなことをしていたな』と、すぐに思い出してもらえる存在でいたい。才能は関係なく、継続が肝心だと思っているので、毎日のアウトプットを今後も大切にしたいです」 。Must item作業デスクの上に常に置いている筆記用具とペンケース。「描きやすいピグマの黒ペンと白いメモ帳は、学生時代からの愛用品です」。PROFILE :とんだ林蘭NAME :01アーティストAnother Way1. 個展のほか、クライアントからの依頼内容に合わせて、独自の世界観でペイントやコラージュ作品を制作する。 2. 似顔絵イベントが増えたた2 め、短時間で描くことも得意に。1独創的でユニークなペイントAnotherWay他職業ファッションについて学び、卒業した後、ひょんなきっかけから別の職種へと転身を遂げたふたりのプロフェッショナルに注目。MY GOODSノートと手帳は打ち合わせに欠かせないアイテム。キャラクターのイラストや海外セレブの写真を毒気いっぱいにコラージュ。どんなアイテムにも遊び心をとんだばやしらん / スタイリスト科卒業。1987年、茨城県生まれ。コラージュやイラスト、映像など、さまざまな手法で作品を制作している注目のアーティスト。ポップで毒気のある独特な作風で幅広い層のファンを魅了し、ファッションブランドとのコラボレーションも多数。Bunka Fashion College 5. Another Way 78