



1年次はファッショングッズの基礎を学び、2年次から帽子・ジュエリーデザイン科に進みました。帽子を竹や木でつくるなど、素材も自由で洋服ではできないような表現ができることが楽しい。レザーなど素材が指定される課題では、アイテムはベルトでも帽子でも手袋でも、本当につくりたいものに挑戦できるのが楽しいです。
「レザー」です。毛皮の加工の仕方を教えていただき、ガーターベルトや襟巻、カクテルハットなどをつくりました。卒業制作でも毛皮を使った作品をつくるため、個人的にキツネの原皮を買いに行くほどレザーが好きになった授業です。
もともとアクセサリーをつくるのが好きで、高校生の時に文化のサマーセミナーでシルバーアクセサリーのコースに参加。バーナーを使うのもはじめてで、すごく楽しかったんです。校舎もきれいで、担当の先生の「絶対に後悔させない」の言葉にも背中を押され、入学を決意しました。

卒業制作です。帽子、ネックレス、コルセット、指輪、ブレスレット、ガーターベルト。3年間の集大成なので、全身のアクセサリーをつくりました。学内のコンテストにも出ていたため、制作時間は一カ月半しかかけられませんでしたが、刺繍にもしっかりこだわった結果、学院長賞をいただけた時はうれしかったです。
ファッショングッズのデザインをしたいと思っていました。内定先との出会いは、学校に来ていた求人を見た先生に薦められたこと。実際にお店を見に行ったら素敵なお店で、すぐに履歴書を送りました。面接では「あなたの作品と雰囲気が好き」と言って頂き、自信につながりました。
まずは内定先の企業で一人前のデザイナーになることです。将来的にはデザイン画を描くだけでなく、自分でつくった作品を売れるような作家さんになれたらいいなと思っています。商品化する時にはどうしても出てきてしまうコストなどの制約を気にせず、自分が描いたデザインを理想の形に仕上げることができたら幸せですね。
文化祭のショーや課題など、つくったものが出来上がった時の感激は言い表せないほどです。同じ目標を持つ仲間とともに、充実した3年間がすごせますよ。

※写真をクリックすると拡大できます

物をつくる時はアウトプットの時間です。自分の中のアイデアがなくならないように、意識的に自由な時間をつくって、雑誌やマンガを読み、情報やアイデアをインプットすることを心がけました。
外に出てかわいいお店や物を探すのが好きです。原宿では服や本を見て、浅草橋で生地を見ることもあります。外には家にないものがたくさんあるので、家に帰ってから見つけたものを帽子や小物に活かせないかと考えたり、買ったもので何かつくったりするのがとても楽しい。文化にいた3年間は、課題以外にも趣味でいろいろなアイテムをつくっていましたね。
-
L’Arc~en~Ciel:とてもかっこよくて聞いていると元気が出ます。
-
Jane Marple:とにかくかわいくて、お店に行って商品を見ているだけで幸せになれます。
-
週刊少年ジャンプ:マンガが好きなので週に一回の楽しみです。
-
嶽本野ばら:考え方が好きなので。