



針の持ち方からミシンの扱い方など基本的なことから、服装史や素材の知識まで幅広く服飾を学びます。初心者として入学しましたが、講義を聞いたり、服をつくったり。学ぶことすべてが新鮮で楽しく、没頭できる時間が仕事の気分転換にもなったほどでした。課題は大変でしたが、働きながら3年間ムリなく続けられました。
「アパレル素材論」です。同じ綿でも織り方によって質感が変わるなど、素材のことを事細かに知ることができました。先生がとても熱心な方で、聞いているだけでそんなに楽しい世界があるのかと、自然と惹きこまれていきます。
何校か見学した中で、文化の雰囲気が一番自分に合っていると感じました。昼間は仕事をしながらの通学だったので、見学時に「忙しい中でも夜間はある程度、自分の裁量で課題も調整できる」と伺い、安心できました。

昼間のクラスと比べるとカリキュラムも少ないため、ひとつの授業も課題もおろそかにできないと考えていました。就活では技術も問われるので、課題のひとつひとつに「今回は○○ができるようになろう!」と目的を持って取り組みました。また課題の提出は必ず期限を守ると決めて、3年間続けました。
ブランドはこだわらず、とにかくパタンナーになりたいと思っていました。唯一の条件は、企画から販売まで一貫している企業であること。自分のつくった服がお客様に届けられるまでを見たいからです。2年生の終わりから就活をはじめ、6月ころに内定を頂くことができました。
パタンナー職での内定をいただけて、ようやく服づくりができる入口に立てました。いま内定先の企業でパタンナーとしてアルバイトをしていますが、まだまだ学ぶことが多いと感じています。焦らず一歩一歩進んでいき、早く一人前になりたいです。
私は大学を出て、社会人を経験した後に入学。スタートは遅くても、なんとか夢の入口に立つことができました。自分の人生は自分次第ですよ。

※写真をクリックすると拡大できます

平日は昼間働いているので、課題は土日中心に取り組みます。作品づくりに必要な物を買いに行ったり、一日中洋服をつくったり。提出日から逆算して、余裕を持って進められるようにしています。
高尾山を登った時のことが忘れられません。一緒に行った友人2人は登り慣れていて、頂上でリゾットやマシュマロを焼いてくれたり。アスファルトを離れて山道を歩いていると本当に気持ち良くリフレッシュできるんです。春にはトレッキングシューズを買って本格的に山登りをはじめようと思っています。目標は富士山に登って朝日を見ること。
-
―
-
―
-
VOGUE:ブランドを知らなすぎて勉強のために。学割も使えたので。
-
友人たち:ジャンルは違えど、目標に向かって突き進んでいく人たちばかりでパワーをもらっています。