テキスタイルに高い関心を持つ学生が集まるこの学科。
目指す方向性は同じだけれど、嗜好はそれぞれ。
だから、毎日が刺激に満ちています。
素材と染料の相性やコンピュータ操作など学ぶ内容は高度だけれど、わかり合える仲間たちと充実した設備の中で、存分に自分の世界を追求し、形にすることができます。
テキスタイルについて、1年次から専門的に学べる学科です。1年次に身につけた素材の特徴や染色、織の基本的な知識や技術をもとに、2年次以降は本格的にオリジナルのテキスタイルを制作していきます。少人数制のクラスはアットホームな雰囲気。まるで家族といるようで、のびのびとした環境の中でテクニックを習得できます。
もともと絵を描くこととファッションが大好き。ある時、この2つの要素を兼ね備えているものがテキスタイルであると気がつき、専門的に勉強したいと考えるようになりました。高校3年生の夏休みにBUNKAを見学し、染色実習室やデジタルテキスタイル実習室など充実した設備を目の当たりにして、「ここならテキスタイルについてしっかり学べる!」と進学を決めました。
「プリントデザイン演習」この授業でのテキスタイルづくりは、ただ生地にプリントするのではなく、制作コンセプトを考えることから始まります。どんな目的でどんな生地をつくりたいのかを明確にすることで、それを形にするための素材や、適切な技法を選択できるようになります。
2年次の文化祭ファッションショー。私は染色係を担当しました。衣装づくりのチームから生地染色の依頼が次々に寄せられるのですが、中には染色に不向きな素材や実現が難しいオーダーもありました。依頼者と話し合いながら、完成イメージに近づくためにどのような染色ができるか提案し、調整を図ることが大変でした。
就職が決まったのは、マフラーやストールなどの服飾雑貨を企画・製作している会社。BUNKAで身につけた素材や織の知識が活かせると思い、応募しました。面接では、作品を収めたポートフォリオを見ていただくとともに、MACのソフト( IllustratorやPhotoshop)を使ったデジタルプリントも学んだことをアピール。アットホームな職場の雰囲気に魅力を感じていたので、採用の連絡をいただいた時は本当にうれしかったです。
就職先での目標は、どのような素材やデザインのアイテムが市場で喜ばれるのかを早く把握すること。その結果と、自分のテキスタイルの技術や世界観を融合させて、多くの人に愛される商品を企画していきたいと考えています。
イメージをカタチにする力。特に苦労したのが染色でテキスタイルをつくる場合です。素材や染料との相性が重要なので、試行錯誤を重ね、先生から丁寧な指導を受けながら技術を体得していきました。
設備を目いっぱい活用し、先生の知識もどんどん吸収すること。BUNKAの設備は本当に充実しているので、できるだけ使いこなしてどんどん経験値を上げていきました。先生も、「素材マニア」と呼びたいほどディープな知識を持つ方ばかり(笑)。少人数クラスでいつでも気軽に声がかけられるので、積極的に質問に行くことを心がけていました。
特に専門性が高いテキスタイル科に集まる学生は、年代も個性もさまざま。ユニークな発想力を持つ人、ものづくりの方法を自分で編み出してしまう人などもいて、多くの刺激が受けられます。自分ならではのテキスタイルを生み出したい人に、ぜひおススメしたい環境です。
遅刻・欠席をしないよう、生活のリズムを整えることを大切にしていました。また、染色実習室が混んでいて使えず、課題が進まないといったことが起こらないよう、時間を無駄にせず計画的に取り組むことも心がけていました。
土日はアルバイトに出かけることが多いです。BUNKAの勉強を関わりのあることがしたいと思い、バイト先にはクリーニング店を選択。バイトをしながら、素材の特性や服のスタイルなどについて知識をつけています。
特になし:音楽はあまり聞きません。時折ラジオを流すくらい…。
特になし:古着を選ぶことが多いです。シンプルなデザインで安いものが好きです。
MAISHA:大好きな猫がよく載っているし、使われているインテリアも好みのものが多いから。
周りの友達:みんなががんばっている様子を見ると、私もやる気がわいてきます。