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Real Voice of BFC Student 2018

バッグデザイン科
ワン チポン
Wang Qipeng

中国出身

就職先:
株式会社senzo
デザイナー
ワン チポン
ワン チポン
好きなブランド
CELINE、LOEWE
(シンプルでいてユニーク、それでいて日常的に持てる。自分が目指しているバッグの条件を満たしています)
尊敬している人物
ココ・シャネル、母
(シャネルはファッションの時代を変えた人。デザインも思想もすばらしい。母は強い。元気をもらっています)
マイコーディネイト
黒い格好だと落ち着いて作業ができます。シャツは古着、パンツと靴はZARA。バッグは自作。チャームもつくりました。
がむしゃらにつくり続けたらバッグも言葉もマスターできます。がむしゃらにつくり続けたらバッグも言葉もマスターできます。がむしゃらにつくり続けたらバッグも言葉もマスターできます。
革のストックルームにて。「企業が提供してくださったものや卒業生が残してくれたものまでいろいろ。宝の山です!」
卒業制作作品。春夏秋冬と動植物を掛け合わせ、ディテールや機能性にこだわった芸術性の高いバッグを披露した。
卒業制作作品。春夏秋冬と動植物を掛け合わせ、ディテールや機能性にこだわった芸術性の高いバッグを披露した。
口金を用いた課題作品。「connection」という名で、ホースレザーを使い、3年次に応募した「YKKファスニングアワード」のファッショングッズ部門でグランプリを受賞。平面と立体が融合したカラフルなデザインが目を引く。
3年次に応募した「YKKファスニングアワード」のファッショングッズ部門でグランプリを受賞。平面と立体が融合したカラフルなデザインが目を引く。
3年次に応募した「YKKファスニングアワード」のファッショングッズ部門でグランプリを受賞。平面と立体が融合したカラフルなデザインが目を引く。
奥にあるブリーフケースは課題で制作したもの。手前のハンドバッグは親戚のプレゼント用につくったもの。どちらもデザイン性と実用性を兼ね備えている。
奥にあるブリーフケースは課題で制作したもの。手前のハンドバッグは親戚のプレゼント用につくったもの。どちらもデザイン性と実用性を兼ね備えている。
ワンさん愛用の道具。「右端にあるスティックはコバを塗る時に便利。はみ出さずきれいに塗れます」
ワンさん愛用の道具。「右端にあるスティックはコバを塗る時に便利。はみ出さずきれいに塗れます」
Questions & Answers
この科の特徴は?
つくり方から流通まで、バッグにまつわるあらゆることを学ぶ科です。つくりに関してはベーシックなトートバッグから始まり、マチの入ったバッグ、がま口のバッグなど、だんだんと使う道具も増えてきて難易度が難しくなっていきますが、最終的にはデザインから制作まで全て自分の手でつくることができます。流通に関しては企業に入ることを前提に、マーチャンダイジングを軸としたカリキュラムを組んでいるのが特徴です。バッグもつくれて、デザイン画も描けて、利益や生産を考えた企画も立られる。自分は入学当初はバッグをつくったことがありませんでしたが、3年間勉強したらそのレベルまで成長しました。ですので未経験者でもバッグに興味を持っていたらぜひ挑戦してほしいです。「バッグが好き」という気持ちがあれば絶対に上達します。
文化服装学院を選んだ理由は?
中国の実家がバッグの店を運営していたので、幼少からバッグに囲まれた生活を送っていました。絵を描くのが好きでしたが次第に平面よりも立体に興味を持ち始め、高校生で将来を考えた時、身近な存在であるバッグの道に進んでみてもいいかもしれないという気持ちが生まれてきました。でもバッグをつくる学校が中国にはなかった。そこで浮上したのが文化服装学院です。中国でも文化は有名で歴史もあって評価も高い。もうここしかない!と。それが文化を選んだ理由です。
この科を選んだ理由は?
バッグをつくりたくて文化に入ったものの、1年次に入ったファッショングッズ基礎科ではバッグ以外にも靴やジュエリー、帽子をつくったのですごく楽しかったです。2年次で科を選択する時にためらってしまったほど。でもやっぱりバッグをつくりたい気持ちが強くてこの科に進みました。靴や帽子のディテールをバッグに採用したり、ジュエリーの技術をバッグの金具に取り入れたりと、1年次で勉強したことがこの科で活かすことができて嬉しいです。段階を踏みながら自然と腕を上げる文化のカリキュラムはすごいと思いました。
好きな授業は?
バッグマーチャンダイジングです。バッグの店を営む母は「商品をつくるからには売れるものをつくらないといけない」とよく言っていたので、この授業を受けてから母の言葉が胸に響きますね。自分はアーティストになろうと思っていません。たくさんの人に自分が手がけたバッグを持ってほしい。だからこの授業は商品企画を立てて販促も考えるので、とても勉強になっています。
思い出に残ったことは?
売れるバッグを考えるとどうしてもシンプルなデザインになりがちです。先生から「もっとデザイン性を出してみたら? 学生の時にしかつくれないバッグをつくってみよう」と。そのアドバイスをいただいてからつくる姿勢が変わりました。自然をモチーフにし、二つの要素をミックスさせたものをコンセプトに掲げ、芸術性があって実用性のあるバッグをつくるように心がけています。まだまだですが、そこに自分らしさを見出せるようになり、バッグづくりの手ごたえを感じているところです。
学生生活で大切なことは?
自分は前に出るタイプでは決してありません。でも受け身のまま学生生活を送っていたら何の進歩もありません。せっかく日本に来て勉強しているのだから、自ら前に出てたくさんの人と関わったほうがいいと思いました。クラス委員長になって学友会に入り、文化祭ではこの科の展示長を務め、コンテストも積極的に取り組みました。1年次は先生の言っている日本語が全然わからなくて困りましたが、能動的な姿勢でがむしゃらに過ごしていたら、バッグがつくれるようになり、日本語も話せるようになっていました。まわりのみんな以上に自分が一番驚いています。自ら行動を起こすことが本当に大切です。
将来の目標は?
街中で自分がデザインしたバッグを持っている人を見かける日が1日でも早く来るように、就職先で励んでいきたいと思います。いつかバッグ業界で活躍できる存在になりたいです。
一日を円グラフで表すと?
円グラフ
体調を崩さないように睡眠時間は大切にしています。朝は早めに登校して課題などの作業をするのが日課です。今友達と一緒にブランドを立ち上げてオンラインショップを運営中。オーダーメイドの小物を手がけています。
卒業制作作品。春夏秋冬と動植物を掛け合わせ、ディテールや機能性にこだわった芸術性の高いバッグを披露した。
卒業制作作品。春夏秋冬と動植物を掛け合わせ、ディテールや機能性にこだわった芸術性の高いバッグを披露した。
3年次に応募した「YKKファスニングアワード」のファッショングッズ部門でグランプリを受賞。平面と立体が融合したカラフルなデザインが目を引く。
3年次に応募した「YKKファスニングアワード」のファッショングッズ部門でグランプリを受賞。平面と立体が融合したカラフルなデザインが目を引く。
3年次に応募した「YKKファスニングアワード」のファッショングッズ部門でグランプリを受賞。平面と立体が融合したカラフルなデザインが目を引く。
奥にあるブリーフケースは課題で制作したもの。手前のハンドバッグは親戚のプレゼント用につくったもの。どちらもデザイン性と実用性を兼ね備えている。
奥にあるブリーフケースは課題で制作したもの。手前のハンドバッグは親戚のプレゼント用につくったもの。どちらもデザイン性と実用性を兼ね備えている。
ワンさん愛用の道具。「右端にあるスティックはコバを塗る時に便利。はみ出さずきれいに塗れます」
ワンさん愛用の道具。「右端にあるスティックはコバを塗る時に便利。はみ出さずきれいに塗れます」
卒業制作作品。春夏秋冬と動植物を掛け合わせ、ディテールや機能性にこだわった芸術性の高いバッグを披露した。
卒業制作作品。春夏秋冬と動植物を掛け合わせ、ディテールや機能性にこだわった芸術性の高いバッグを披露した。
口金を用いた課題作品。「connection」という名で、ホースレザーを使い、3年次に応募した「YKKファスニングアワード」のファッショングッズ部門でグランプリを受賞。平面と立体が融合したカラフルなデザインが目を引く。
3年次に応募した「YKKファスニングアワード」のファッショングッズ部門でグランプリを受賞。平面と立体が融合したカラフルなデザインが目を引く。
3年次に応募した「YKKファスニングアワード」のファッショングッズ部門でグランプリを受賞。平面と立体が融合したカラフルなデザインが目を引く。
奥にあるブリーフケースは課題で制作したもの。手前のハンドバッグは親戚のプレゼント用につくったもの。どちらもデザイン性と実用性を兼ね備えている。
奥にあるブリーフケースは課題で制作したもの。手前のハンドバッグは親戚のプレゼント用につくったもの。どちらもデザイン性と実用性を兼ね備えている。
ワンさん愛用の道具。「右端にあるスティックはコバを塗る時に便利。はみ出さずきれいに塗れます」
ワンさん愛用の道具。「右端にあるスティックはコバを塗る時に便利。はみ出さずきれいに塗れます」