Q1.この科の特徴は?

昼間部の服装科と同様に、服のつくり方とファッションに関する知識・技術を総合的に学びます。違いは、昼間部の修業期間が2年であるのに対し、夜間部は3年間であること。夜の限られた時間の中で効率的に学べるようカリキュラムが組まれているのが特徴です。私は卒業後に自分のブランドを立ち上げることを目標にしてこの科へ入学。昼間は資金を集めるために働き、夜間は文化で勉強しています。クラスメイトを見まわしても、転職を考えている社会人、Wスクールの学生、学費を稼ぎながら学業に励む人など年齢も事情も様々。クラスメイトから刺激をもらうことが多く、ファッションの知識や技術だけでなく精神的なところでも成長できると思います。
 

Q2.文化服装学院を選んだ理由は?

高校生の時にファッションに夢中になり、最初はコーディネートにハマりましたが、次第に服をつくりたい気持ちが強くなってきました。服づくりを学ぶのであれば、世界的に知られている一流の学校に行きたい。それで文化に入学することを決意しました。
 

Q3.好きな施設は?

図書館です。早めに登校できた日は、教室に行く前に立ち寄っています。本屋にはなかなかないような貴重な書籍が充実しているので、いつ訪れても新しい発見がいっぱいです。ここでクリスチャン・ディオールとアレキサンダー・マックイーンの本を見て感動し、自分はデザイナーになる!と決意。それまでは服はつくりたいけれど何を目指したいのかわかりませんでしたが、自分の将来が見つかりました。これからもできるだけ図書館に足を運び、いろんな本から多くの刺激を受けたいと思っています。
 

Q4.学生生活で大切なことは?

自分の人生を大きく変えてくれたのが、文化で知り合えた友達です。高校の時はファッションの話で盛り上がれる友達がいなくて悶々としていましたが、文化に入ってからその悩みが解決しました。ファッション好きが集まっているので共通の話題で笑い合える友達ができ、自分の居場所が見つかった気がしてすごく嬉しかったです。先に卒業した友達とも今でも連絡を取り合っていて、自分が卒業してからもずっと仲良くしていくと思います。文化の授業と課題についていくのは想像以上に大変でしたが、文化で出会えた友達の存在が、いつも自分を奮い立たせてくれます。これから入学する皆さんも、ぜひたくさんの友達を作ってください!
 

Q5.1日を円グラフで表すと?

1日のスケジュール
とにかく人よりも服をつくる!がモットー。卒業後は自分のブランドを立ち上げたいので、学業と仕事の合間に服をデザインし、完成したらモデルさんに着てもらって作品撮りをするなど、コツコツとその準備に取りかかっています。
※取材内容は2021年3月時点のものです。