



3年間を通して、素材に関する知識と技術を身につけていきます。自分で使いたい布地を製作し、その布地から服をデザインしていくので、本当にゼロからオリジナルのものをつくることができるのが魅力です。少人数制なので、先生やクラスメイトとの関係も濃くて、多くのアドバイスや刺激を受けながら成長することができます。
1年次の「染色演習」と、2年次にはじまる「プリントデザイン演習」です。1年次にテキスタイルの基礎を学び、2年次には待ちに待った大型のシルクスクリーンプリントを学びます。型枚数の多い柄をつくるのは大変ですが、白い布を染色してできあがった、美しい生地の愛しさは何物にも代えられません。
見学に来て、まずは機材や資料の豊富さに魅力を感じました。そして施設を回る中で、染色の様子を見た時に、「自分はコレだ」と直感しました。デザインをしている自分は想像できなかったのですが、染色している自分は想像できました。アパレルの店員さんから「文化は基礎をしっかり教えてくれる」と聞いていたことも後押しになりました。

文化祭のファッションショーの染色係です。2年次にはリーダーも務めました。授業や課題とちがい、縫い終わった後の加工を頼まれるなど、大変なこともありましたが、染色の数をこなしたおかげで、染めることが大変だと感じなくなりました。染色のチーム4人でプリントしたペイズリー柄が出てきたときはうれしかったですね。
内定先は、テキスタイルを卸したり、商品企画する手芸用品の問屋です。キャリア支援室が企画した就活展示会で出品した時に声をかけていただきました。今のファッション業界では、仕入れをするアパレル側も素材のことをわかっていないことが多いので、素材の勉強をした人が卸をやった方がいいと考え、問屋への就職を決めました。
日本の工場とモノづくりをしたいです。中国、インド、イタリアの方が布地は有名ですが、外国製の素材は色落ちが激しい。人が使うところまで想像してつくっているのは、日本ならでは。私自身も生地が色落ちして嫌な思いをしたことがあるので、堅牢性や耐久性が高く、長く着られる服地をつくっていきたいです。
文化には充実した設備があって、知識も技術も優れた先生がそろっています。自分の目標が明確であるほど、それを後押ししてもらえる環境なので、自分が服にどういう形で関わりたいのかを、もう一度よく考えてみてください。

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シルクスクリーンプリントや織りは学校の機材を使わなくてはできないので、レポートやプレゼンの準備など、家でできることはなるべく学校には持ち込まずに、区別して取り組むようにしています。家でも課題をするので、息抜きの時間はとても大切です。
大学時代から同じ飲食店でアルバイトをしています。個人店なので社員もバイトも常連さんも、みんな家族のように仲が良く、居心地の良い空間です。分野は違っても、仕事に対する責任感を身につけることができました。また一人暮らしをしているので、打ち解けて学校のことを話したり他の場所で活動する人の話が聞ける時間は、とても良い刺激になりました。
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SUPER BUTTER DOG:音もリズムもキラキラしていて聞くと笑顔になれるからです。
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Né-net:柄も服のデザインもハッピーで見ても着ても楽しくなるからです。
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FUDGE:手が届く値段のものからモードなものまで、バランスが良いのでよく読んでいます。
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友達:自分にはない考え方をたくさん教えてくれるからです。