



服をつくるだけでなく、それをビジネスとして商品化していくための力を身につけられます。講師も現場で活躍している方ばかりで、MD、生産管理、素材に関して各分野のプロフェッショナルから学べました。どの先生も、この業界ではコミュニケーション能力が大切だとおっしゃっていたことが印象に残っています。
「ファッションマーケティング」です。架空のブランドをつくりあげ、ビジネス展開をシミュレーションしました。市場調査では実際に外へ出て、どういう人が訪れる街なのかを自分の目で確かめるなど、出店前の下調べも徹底的。競合ブランドの設定や、生産工場の選定、価格の設定までも行う、とても実践的な授業です。
ファッション業界でビジネスを行うには、人とのつながりが重要だと思っていました。文化には学生や先生の人数が多く、ファッション関係者ならだれでも知っている知名度があることに魅力を感じたんです。また図書館やCAD、生産管理実習室を見た時に、ここまで設備が整っている学校は他にないと思いました。

文化祭のファッションショーで副モデル長を務めました。他の科の学生が毎日遅くまで時間をかけてつくった服を着て歩くということに、大きな重圧を感じるとともに、つくる人の思いを体験として理解することができました。また2万人のお客さんが訪れるショーを通じて、ファッションが人に与える力の大きさを実感できたんです。
内定先は、業界3位の大手企業。マーチャンダイジングをやるからには、大きな企業に入りたかったんです。デザイナーさんなら誰もが憧れる企業からも内定をいただきましたが、クリエイティブマインドよりビジネスマインドが強い企業の方が、マーチャンダイザーとしては活躍できると考えました。
日本人には独自の技術やサービス力、感性があります。それをビジネスにつなげていくことで、もっと日本のマーケットを豊かにしたい。どこの店に行っても同じような商品が並び、価格競争になっている今のファッション業界の閉塞感を突破するには、新しいものを生み出すパワーを持ったクリエイターを育てることも絶対条件だと思っています。
ファッションには、人の心を豊かにする力があります。ともにファッション業界を盛り上げていきましょう。

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コミュニティを広げるため、なるべく外へ出て、異業種の人たちと食事をしたりして、アンテナを張り巡らしています。3年間無遅刻無欠席を決意して、徹夜が続いてもそれだけは貫き続けました。
週末は必ずお酒を飲み、カラオケやクラブなどに行きます。渋谷や六本木のクラブにはファッション業界の人も多くいるので、情報収集の場にもなります。遊べない人間は仕事ができないと思っているので、卒業後もフットワークを軽くして動き回り、発見や出会いを大切にしていきたいと思います。
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LMFAO:テンションが上がるので。
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Dior home
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WWD:ファッションの流れが分かるので。
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エディ・スリマン:私がファッションを好きになったきっかけです。