バッグづくりを本格的に学ぶため、日本へ。
優しく経験豊富な先生とバッグを愛する仲間に囲まれて、まったくの0から夢中で技術を身につけていきました。
時には失敗することも。でもそこから学ぶものも多かった。
いつか、アトリエのあるバッグショップを開きたい。
その夢を叶えるため、これからも挑戦し続けます。
バッグの機能や構造、素材の特性を学んで、トートから口金までさまざまなタイプのバッグ製作の技術を、基本から応用まで一つひとつ身につけていきます。マーケティングやマーチャンダイジングの授業もあり、ビジネス面での視野を広げられることも魅力です。
韓国の大学校を卒業して約3年、IT系企業で仕事をしたものの、大好きなファッショングッズに関わるために勉強したいという気持ちが抑えられませんでした。韓国内には行きたい学校がなく、日本に留学することに。BUNKAでサマーセミナーを受けて、バッグやシューズを専門的に学べることを知り、充実した設備も目の当たりにして、入学を決めました。
「バッグ」デザインからパターンメイキング、縫製など一連の流れを通じて、その名の通りバッグづくりを学ぶ授業です。トートバッグなどの基本から始め、少しずつ高度なタイプへ進んでいきます。自分が考えたデザインに合わせてパターンを起こし、それに沿って裁断した革や布がだんだん立体的なバッグになっていく工程がエキサイティングです。
2年次の文化祭ファッションショー。私はアクセサリー係を担当しましたが、全校から学生が集まって協働作業をするので、アイディアや技術はもちろんコミュニケーションについても学ぶことが多かったです。制作したのは革のベルトとイヤリング。リハーサルを重ねる中でより良いものを追究し、何度も作品をつくり直して。大変だったけれど、充実した時間でした。
BUNKAで身につけたバッグづくりの技術と知識を活かせる職場を探していて、内定先を発見。面接時には、これまでにつくったバッグの写真やデザイン画を収めたポートフォリオとともに、作品も数点持参し、製品化を踏まえたデザインができることをアピールしました。「バッグ製作を理解しており、即戦力になる」と評価され、内定をいただきました。
内定先での職種はデザイナーですが、機会を見つけて商品企画や営業などにも携わり、ファッションビジネスを幅広く経験しようと考えています。そしていずれは、アトリエのある自分のバッグショップを開きたい。刺繍や切り替えなど繊細な手仕事からうまれるフェミニンなバッグを、多くの人に届けることが目標です。
何と言ってもバッグづくりの技術。入学前はまったく経験がなかったのに、今ではいろいろなタイプのバッグを、さまざまな素材を使って形にすることができるようになりました。クラスの仲間と話し、その作品を見ることで視野や表現力も広がったと思います。
授業を大切にすること。バッグづくりは職人的な要素もあるので、先生の指導がなによりの成長の源。デモンストレーションをしてくださることも多いので、遅刻や欠席をせず、先生のワザを自分の目で見て、手を動かして、習得することを心がけていました。
学ぶことも課題も多く忙しい毎日ですが、同じバッグづくりを愛するクラスの仲間と一緒に取り組めば、大変な作業だって楽しい時間になります。そして、一生懸命製作した結果、完成した作品を見た時の喜びとやりがいは何物にも代えられない。一人でも多くの人に、この感動を味わってほしいです。
機材がなければできない課題も多いので、学校にいる間になるべく終わらせるようにしています。また、遅刻や欠席をすると授業に追いつけなくなるので、体調管理には気を使っていました。
私のリフレッシュ法は韓国やアメリカのドラマを見ること。韓国のドラマでは、作品を楽しみながら今何が流行っているのかチェックします。アメリカのものでは犯罪捜査シリーズが好き。犯人を探す過程にドキドキします。
Whitney Houston:パワフルな声に惹かれます!
V.O.V:シンプル&シックなデザインに注目しています。
VOGUE:有名ブランドのスタイリングを、毎号楽しみにしています。
母:仕事に対する真摯な姿勢は、自分のお手本になっています。