入学前から編み物はしていたけれど、つくっていたのは小物ばかり。
もっと技術を高めたい、服もつくってみたい、とBUNKAに進学しました。
先生の丁寧な指導でテクニックも向上し、卒業後は大好きなブランドでアイテムを企画することに。
自分で編んだニットアイテムを自分の手でお客さまにお渡しする、温もりのあるショップを開くことが将来の目標です。
棒針、カギ針はもちろん、家庭編み機からコンピュータ編み機まで、ニットアイテムづくり全般を学べます。ニットのデザイン画やパターンづくりも身につくので、アイテムを自分のイメージ通りに形にする力が養えます。
母の趣味が編み物で小さい頃から教わっていたので、入学前にはマフラーなどのアイテムはつくれるようになっていました。自分でセーターなどの服もつくれるようになりたい、そしてニットの専門的な知識と技術を体得したい、と思い、ニットを総合的に学べるニットデザイン科のあるBUNKAを選びました。
「ニットアパレル演習」ニットデザイン科の中心的な授業で、ものづくりを思う存分できる幸せな時間です。デザインを描いて編み図を起こし、実際に編んで形にするまでを一貫して学びます。制作に行き詰った時は先生からマンツーマンに使い形で指導を受けられるので、高度なテクニックも着実に身につけられます。
特に記憶に残っているのは文化祭のファッションショー。私は3人のチームで1体のニットドレスをつくりましたが、糸を選ぶところから始めたもののデザイン画通りにはなかなか仕上がらず、何度もほどいて編み直しました。完成してショーが始まった後も、着せつけの時にひっかけたところを直したりして大騒ぎ。ショーが無事終了した時は、みんなで手を取り合って喜びました。
内定先との出会いは就職展示会。校内で開かれた就職活動を応援することを目的に開催された就活展示会に参加したところ、プレスの方から声をかけていただきました。もともと好きなブランドだったので面接をお願いし、作品写真を集めたポートフォリオを持参して臨みました。面接では、自分の作品を実際に販売していることなどをアピールしました。内定の連絡をいただいた時は、とてもうれしくてすぐには信じられなかったほどです。
まずは就職先の企業で、ニットアイテムをたくさん企画したい。現在はカットソーなどが取り扱いアイテムの中心なので、ローゲージのニットなどを増やしていけたらなあ、と考えています。そしていずれは自分のショップを開きたい。自分でデザインしたアイテムを自分でつくり、自分の手でお客さまにお渡しする。そんな手づくり感のある、小さなショップを持つことが夢です。
ものづくりのスキル。1年次は洋裁の勉強から始まりますが、それまであまり使ったことのなかったミシンやアイロンを使いこなせるようになりました。特にアイロンは、今では大好きな作業に。それから、課題に取り組む時間を過ごすうち、あまり寝なくても大丈夫になりました(笑)。
質にこだわること。作品を販売する機会もあったので、身につけてちくちくしないか、洗ってもほつれないかなど、使ってくださる方の目線でものづくりをすることを心がけていました。
ニットは専門的な分野に感じられるかもしれませんが、まったくスキルがないところから始めた人もしっかり知識と技術を身につけています。タテのつながりが強いこともこの科の魅力で、いろいろな企業で活躍している先輩方から、就職にあたって参考になる情報を聞くこともできます。ニットに興味がある方、お待ちしています!
実家から通学していて登下校にかかる時間が長いので、前日にスケジュールを立てて効率よく行動できるようにしています。通学時間は眠ったり、小説を読んだりしてリフレッシュ。伊坂光太郎さんや東野圭吾さんにはまっています。
趣味は野菜の栽培。オクラやカイワレ大根などを育てています。目的は、もちろん食べること!自分で育てた新鮮野菜は味が濃くておいしいです。
井上涼:映像の中に流れるイラストレーションが可愛くて大好きです。
STOF:独特の世界観がたまりません!
毛糸玉:ニット作品がたくさん載っているから。自分のイメージづくりのヒントにも活用しています。
まだいません:けれど、いつか出会いたいです!