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Real Voice of BFC Student 2017

Ⅱ部服装科
木村 吉樹
Yoshiki Kimura

東京外語大学卒業

就職先:
株式会社コイ インターナショナル
パタンナーアシスタント
木村 吉樹
木村 吉樹
好きなブランド
ドルチェ&ガッバーナ
(インパクトのある装飾的なデザインに目を奪われます。毎シーズンのコレクションチェックは欠かせません)
好きな音楽
ブラジリアン・ミュージック
(大学生の時にサークル活動で出会い、エネルギーを感じるメロディが気に入っています)
マイコーディネイト
トラッドっぽい格好をよくします。ジャケットは自作です。シンプルですが半裏地にして縫い代にパイピングを施して細部にこだわりました。
夜間だからこそ自主的にたくさんの服をつくることが大切です。夜間だからこそ自主的にたくさんの服をつくることが大切です。夜間だからこそ自主的にたくさんの服をつくることが大切です。
教室にて。授業は18時からスタートで昼間と同じ先生が教鞭をとる。授業時間は短いが学生の熱心な姿がひしひしと伝わる。
1年次に手がけたシャツとスカート。「基本のパターンを応用して、シャツの前立てにフリルをあしらい、スカートの後ろ身頃にリボンを加えました」
1年次に手がけたシャツとスカート。「基本のパターンを応用して、シャツの前立てにフリルをあしらい、スカートの後ろ身頃にリボンを加えました」
卒業制作で発表したドレス。結婚する妹のためにつくったものでもあり、ゴールドを基調に異素材を組み合わせてゴージャス感を演出した。
卒業制作で発表したドレス。結婚する妹のためにつくったものでもあり、ゴールドを基調に異素材を組み合わせてゴージャス感を演出した。
2年次に制作したジャケットワンピースはレトロな雰囲気が漂う。「柄合わせと襟と袖に配したベルベッドの扱いに苦戦しました」
2年次に制作したジャケットワンピースはレトロな雰囲気が漂う。「柄合わせと襟と袖に配したベルベッドの扱いに苦戦しました」
使用頻度の高い道具をピックアップ。1/4サイズの文化式原型パターン、ロータリーカッター、ルレットなどどれもパターンに必要なものばかり。
使用頻度の高い道具をピックアップ。1/4サイズの文化式原型パターン、ロータリーカッター、ルレットなどどれもパターンに必要なものばかり。
Questions & Answers
この科の特徴は?
昼間の服装科が2年間で学ぶカリキュラムを夜間のこのコースでは3年間かけて効率的に身につけていきます。ワンピースやシャツを筆頭にベーシックなアイテムを一通りつくっていきながら、ファッションの基本的な知識と技術を磨いていき、進級するごとに少しずつ難易度が高くなっていきますが、自分の成長を感じ、自己表現にこだわりを持つようになっていくのが実感するはずです。CADや立体裁断など選択授業もあるので自分の得意分野をさらに追求することができるのも良い点だと思います。クラスメイトは年齢も経歴も様々な人たちばかり。自ら働いて学費を払っている人がほとんどなので授業の取り組む姿勢が非常に熱心でとても刺激を受けるのも事実です。
文化服装学院を選んだ理由は?
昔から手を動かして何かをつくることが好きでしたが、大学は文系の4年制に進学。しかし就職活動がうまくいかなかったこともあり、自分が本当にやりたい仕事はなんだろうと悩んでいた時、胸にしまっていた物づくりが好きな思いがふつふつと湧き上がってきました。大学のサークルでサンバに出会い、縁あってダンサーや演奏者の服を素人ながらも手がけるようになり、人の着る服に興味を持ち始めていたので、ファッションの世界で物づくりを極めていってもいいかもしれないと感じ、服飾の学校を調べたところ浮上したのが文化服装学院でした。学費は働いて稼がなければいけなかったので、夜間で充実した服づくりを学べられるのが文化だったからです。
この科を選んだ理由は?
昼間の服装科と同じカリキュラムを夜間でも学ぶことができるからです。ただ、大学を卒業し、さらに文化の入学資金を貯めるべく数年働いた身としては、年齢がネックになるんじゃないかと危惧していました。クラスメイトは10代ばかりで年上の自分は話についていけないで浮くかもしれない、と。けれど実際入ってみると、10代も同年代もいるしもっと年上の人もいる、昼間は働いていたりダブルスクールに通っていたりと、幅広い世代のいろいろな人たちが集まっていたので安心しました。
好きな授業は?
3年次の選択科目、CADによるパターンメーキングです。就職したらパターンの作業はCADがほとんどだと聞きます。パタンナー志望の自分としては、この段階で学ぶことができてよかったです。これまで手作業で引いてきた分、パソコン作業でのパターンメーキングを知ったことで、さらに服づくりの奥深さやおもしろみを感じています。
思い出に残ったことは?
今振り返ると、大学生の時は生ぬるい気持ちで過ごしていて将来をちゃんと見つめていませんでした。紆余曲折あって文化の夜間に入り、クラスメイトの意識の高さに感化され、本気のスイッチが入った感じです。最初はおぼろげだった将来も、服をたくさんつくったことでパターンの魅力を見出し、その道のプロを目指そうと思っています。時間ができたらとにかく服をつくっていましたね。ミシンでまっすぐに縫うことすらままならなかったのに、今ではすっかりミシンと友達(笑)。ハイスピードで縫えるようになりました。既製品を自分サイズに手直ししたり、浅草サンバカーニバルに参加する友人ダンサーの衣装にもチャレンジしたりしました。充実した3年間を過ごすことができて楽しかったです。
学生生活で大切なことは?
自主性が求められます。やはり夜間で限られた時間しかないので、授業は基本的なことが中心で応用や自分らしさを追求するデザインをしたくてもできません。なので課題以外の服もどんどんつくることをすすめます。わからないことがあったら必ず先生に聞くこと。経験豊富で外部の人たちとのつながりもたくさん持っているので、そのサポート力はすごい。先生のおかげで就職が決まりました。本当に感謝しています。
将来の目標は?
デザインのイメージを崩さず、つくり手にも着る人にも無理がない服を形にするパタンナーになりたいです。
一日を円グラフで表すと?
円グラフ
昼間はコールセンターの仕事をしていました。休日はひたすら服づくり。授業はレディスの服を教わるので、パターンや素材をアレンジして自分用のメンズアイテムをつくっていたりしていました。
1年次に手がけたシャツとスカート。「基本のパターンを応用して、シャツの前立てにフリルをあしらい、スカートの後ろ身頃にリボンを加えました」
1年次に手がけたシャツとスカート。「基本のパターンを応用して、シャツの前立てにフリルをあしらい、スカートの後ろ身頃にリボンを加えました」
2年次に制作したジャケットワンピースはレトロな雰囲気が漂う。「柄合わせと襟と袖に配したベルベッドの扱いに苦戦しました」
2年次に制作したジャケットワンピースはレトロな雰囲気が漂う。「柄合わせと襟と袖に配したベルベッドの扱いに苦戦しました」
卒業制作で発表したドレス。結婚する妹のためにつくったものでもあり、ゴールドを基調に異素材を組み合わせてゴージャス感を演出した。
卒業制作で発表したドレス。結婚する妹のためにつくったものでもあり、ゴールドを基調に異素材を組み合わせてゴージャス感を演出した。
使用頻度の高い道具をピックアップ。1/4サイズの文化式原型パターン、ロータリーカッター、ルレットなどどれもパターンに必要なものばかり。
使用頻度の高い道具をピックアップ。1/4サイズの文化式原型パターン、ロータリーカッター、ルレットなどどれもパターンに必要なものばかり。
1年次に手がけたシャツとスカート。「基本のパターンを応用して、シャツの前立てにフリルをあしらい、スカートの後ろ身頃にリボンを加えました」
1年次に手がけたシャツとスカート。「基本のパターンを応用して、シャツの前立てにフリルをあしらい、スカートの後ろ身頃にリボンを加えました」
2年次に制作したジャケットワンピースはレトロな雰囲気が漂う。「柄合わせと襟と袖に配したベルベッドの扱いに苦戦しました」
2年次に制作したジャケットワンピースはレトロな雰囲気が漂う。「柄合わせと襟と袖に配したベルベッドの扱いに苦戦しました」
卒業制作で発表したドレス。結婚する妹のためにつくったものでもあり、ゴールドを基調に異素材を組み合わせてゴージャス感を演出した。
卒業制作で発表したドレス。結婚する妹のためにつくったものでもあり、ゴールドを基調に異素材を組み合わせてゴージャス感を演出した。
使用頻度の高い道具をピックアップ。1/4サイズの文化式原型パターン、ロータリーカッター、ルレットなどどれもパターンに必要なものばかり。
使用頻度の高い道具をピックアップ。1/4サイズの文化式原型パターン、ロータリーカッター、ルレットなどどれもパターンに必要なものばかり。