在学中から衣装製作に携わる
独創的なアートセンスで独自の世界観を提示するブランドPHABLIC x KAZUIのデザイナーである瀧澤さん。洋服のデザインだけでなく帽子やアクセサリー、さらにグラフィックデザインまでもこなすクリエイターだ。瀧澤さんはデザイナーとして働く前から衣装製作の仕事をしていた経緯がある。文化在学中の3年次から映画の衣装関係者らと同居し、そこで自分のアトリエを持ち製作をしていた。当時はスタイリストやアーティストの衣装製作を請け負っていたそう。アパレルデザイン科を卒業後、工科専攻科に進学したが卒業制作期間にあたる後半には卒業を待たずに仕事の道へ。「その時期には仕事に入りたくて、仕事を引き継ぎながら旅に出たりして色んなものを見ましたね。色んなところに行って色んな人たちに出会いました」。この経験は瀧澤さんにとってとても大切なものとなったようだ。
自分のやりたいことを見つけてその道をいく
文化への入学を決めたのは、手に職をつけたかったからだという。服作りに興味があったというよりは、デザインに興味があったそう。「デザインっていったら洋服じゃないかっていうノリで入ったんですよ。初めは何も出来なくて残念な学生だったと思いますよ。でも途中で色々と刺激をもらって後半は頑張りましたね。初めて好きなものが見つかった気がしました」。工科専攻科をやめて半年間の旅から戻ってからは、衣装製作のアシスタントや、自分で作った服をセレクトショップで売ったりするように。就職など仕事に対する不安や焦りはなかったのかと聞くと、「在学中に色んなアルバイトをしていたのでパイプが太くて、仕事に関する不安はあまりなかったですね。自分で決めて自分のやりたい事のためにお金を貯めてっていう生活をしてましたね」。
会社へ所属しアトリエを立ち上げ本格的に活動
はじめは個人で活動をしていて、作った服がセレクトショップで販売されるようになっていた。「だけどセレクトショップ主導でやりたいと言われたり、ビジネスの仕方も知らなかったし、衣装製作の仕事も忙しかったのもあって、デザイナーの仕事を一旦ストップしたんです」。やがて07年から現在の会社の所属になるが、もともと同社でフリーランスのスタイリストとして働いていた。グラフィックデザインの会社ということもあり、ここでグラフィックデザインを教わりながら習得していく。現在ではホームページのデザインを自ら制作するまでに。「もともと衣装をアシストや下請けでやっていた時はクライアントが大きくて、テレビや映画、舞台、CMとかの仕事をやっていました。でも今はもっと若手の方だったりするんですが、規模は違っていてもおもしろいですね」。