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授業風景レポートvol.9「ジャケット製作 後半」

15.03.04

さて皆様!
アパレルデザイン科1年生、ジャケット製作の後半戦です!

作業の中で、実は一番時間と神経を使う裁断・芯貼りも無事に終わり、いよいよジャケットの縫い合わせに入っていきます。
今回のジャケットは裏地も付くので、本当にたくさんの工程を行っていきます。
まずは、最低限の表生地を縫い合わせたら、いきなりイベント発生!
ポケット作りです。
生地の上から縫い付ける『パッチポケット』、生地に切り込みを入れる『切りポケット』、縫い目を利用したシームポケット・・・。
と、このようにポケットだけでも様々な種類があるので、それぞれの作業に合わせた進行になります。
特に生地に切り込みを入れる瞬間はとても心配!
どこにハサミを入れればいいのかな!?
心配な時は先生の前で切っていきます。これなら安心。
そして。
ポケットと並行して、日々新しい工程も学んでいきます。
総裏仕立てのジャケットには必須の裏地の工程。
薄くて柔らかい素材の裏地は、切るのも縫うのもとても大変です。
それでも、出来上がりを想像しながら丁寧に縫い合わせます。

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表地は表地で縫い合わせ、裏地は裏地で縫い合わせ、袖は裏袖と縫い合わせ、など全てを縫い合わせるまでには、それぞれを個別に仕上げていかなければなりません。
こちらは袖を作成中ですね。

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袖に装飾をする場合も、この段階で付けておきます。

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個別のパーツが縫い上がると、今度はすべてをドッキング!
いきなりジャケットが出来上がりの形に近づきます。
袖まで付けてしまうと、ほとんど形の完成!
おおー、と、自分が作ったジャケットの形を見て声を上げる学生も。
袖付けがおわると、ミシンで縫う工程は終わり、あとは手作業になります。

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裾をまつったり、肩パットを固定したり、ジャケットを作り上げるためには、こんなにも細かい作業がいるのだと、集中して作業に勤しみます。

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手作業はとても時間がかかる工程ですが、自分でデザインしたジャケットが想像通りの形に仕上がっていくのはとても嬉しいです!
最後に、ジャケットの顔になるボタンの位置を確認して・・・。

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じゃーん!!
完成です!

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本当に皆の個性にあった、素敵なジャケットが仕上がりました!
生地にこだわり、シルエットにこだわり、デザインにこだわり・・・、
世界にただひとつのジャケットの完成です!

教科書を開いたときに上げた悲鳴が、喜びの声に変わりました。

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