エヴァーラスティングスプラウト特別講義

2007.12.03

11月14日（水）にオリジナルブランドを中心に衣装制作なども行っている“エヴァーラスティングスプラウト”のデザイナー村松啓市さん、関紀子さんがニットデザイン科にて特別講義を行いました。
※文化服装学院ではファッションの最前線で活躍している方々の経験と情報を得るため、各学科の内容に適した特別講義を随時、企画しています。
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二人はともにニットデザイン科の卒業生ということで、アットホームな雰囲気の中、講義が行われました。先日、発表した2008S/S の最新コレクションの解説から、起業する為の努力、苦労などの実体験を交え、講義が始まりました。スポンサーもなく、起業し、コレクションも開きたい。という夢を実現するためには他人の何倍も苦労と工夫が必要で、服を作ることは社会と繋がっているなど、学生たちにとっては、同年代の二人の様々な体験談を、目の前に迫る、卒業・就職・社会人となる個々に重ね合わせて、同科の卒業生である先輩の話に聞き入っていました。学生達は自分の夢を達成させたいのなら、それなりの努力と我慢も必要。など厳しい先輩の言葉に考えを新たにしていた様子。自分の甘い考えで落ち込む学生、新しい希望を持てた学生、様々な受け止め方の中で、先輩からの一言。ニットを専門的に学んでいる君たちなのだから自身を持って服を作りなさい。その一言に勇気付けられた特別講義でした。

＜記・ニットデザイン科　教授　小林桂子＞