2013.08.06
文化服装学院にて、7月25-27日にかけて行われた、ファッション流通科有志団体『composite』主催の「Styling Photo Contest 2013 in BUNKA FASHION COLLEGE by composite」の結果が発表されました。
ファッションサマーセミナー、ファッションフェスティバルなどのイベント来場者を中心に在校生も含め、たくさんの方に投票いただきました。計38作品のなかで最も票数が多かったグランプリは…!
また、特別審査員として、ファッション業界で活躍する文化服装学院の卒業生3名*と学院長にも審査をしていただきました。その結果は・・・・・!?
○グランプリ ○ミーシャ・ジャネット賞
No.3「女の子って何でできてる?」
純粋と残酷。コドモとオトナの間。あまい毒。
女の子の持つ白と黒の二面性を、モノトーンのスタイリングで表しました。
ロリータという儚い期間の存在、その瞬間を切り取るイメージで、一度印刷した写真をドールハウス風に組み立て、再度撮影するというアナログな方法で制作しました。
stylist , photographer : 鈴木桜(ファッション流通科スタイリストコース2年1組)
----ミーシャ・ジャネットさんコメント「コンセプトからスタイリングまで全体的にクオリティが高い。モデル選びもすごく良い。スタイリングも一見かわいらしいけれどかっこいい。」
○準グランプリ
No.38「Japanese culture×Street.」
日本の文化を歩いただけでわかる街、秋葉原に現代のストリートファッションを融合。
team≪ ガリと子分。 ≫
stylist : 勝間田訓子(服装科2年1組)
photographer : 西山恵菜(服装科2年1組)
model : 和田聖信(服装科2年1組)
assistant : 大類智子(服装科2年1組)
○新田桂一賞
No.32「お祭り少女」
お祭り模様 ゆかたを今時っぽく崩して、着させました。
Team≪ Treasure Mix ≫
stylist : 望月陽子(ファッション流通科1年2組)
photographer : 五十嵐紗貴(ファッション流通科1年2組)
make :土屋南渚(ファッション流通科1年2組)
----新田桂一さんコメント:「自分がお祭り好きということで全体的に良かったです。お祭りという文化を今風にまとめた写真でとてもかわいいと思いました。もちろんメッセージ性もあり、深い写真。」
○相澤樹賞 ○ミーシャ・ジャネット賞
No.14「SORRY IM BAD」
主張をしないオンナの時代は終わりだ。常識を気にするばかりで、自分がない。
当たり障りのない装いをして、カワイイ!とお互い褒め合う。ゴメンなさい。私たちは、そんな女性がキライです。他からみたら悪いオンナに見えるかもしれない。でも、それがなんだというのか。
SORRY IM BAD
stylist : MIN-JU KIM(ファッション流通科スタイリストコース2年2組) , 金子良(ファッション流通科ショップスタイリストコース2年1組)
----相澤樹さんコメント:「バランス感と、まとまりが、私は好きです。ファッションのとらえ方は人それぞれ自由だと思います。それを自分らしいファッションセンスで表現出来ている作品です。レディスライク&エッジが今の気分です。」
----ミーシャ・ジャネットさんコメント:「背景の脚が良い。プロフェッショナルな構成。脚があることでプロフェッショナル感が出た。」
No.25「霧のむこうのふしぎな町」
「霧のむこうのふしぎな町」はジブリ映画「千と千尋の神隠し」に影響を与えた小説です。風に導かれて行くとすれちがった、どこの子なのかわからない、普通なようで普通じゃない不思議な女の子をイメージしました。日本の街並みとファンタジーの世界をつなぐ存在を意識して作りました。
stylist : テイエイ(ファッション流通科スタイリストコース2年2組),中田舞(ファッション流通科スタイリストコース2年2組)
photographer : テイエイ(ファッション流通科スタイリストコース2年2組)
hair & make up : テイエイ(ファッション流通科スタイリストコース2年2組),中田舞(ファッション流通科スタイリストコース2年2組)
----ミーシャ・ジャネットさんコメント:「最初はスルーするほど静かな印象だったけれど2回目で引き寄せられた。バランスがよく、ストーリー性がある。」
■学院長と審査員の方々による総評■
◎学院長総評:「撮り手の感情が感じられた。これは個性と云っても良い。それぞれタイプはあるがレベルの高さを感じ、なかなか良いと思った。将来が楽しみ!
No.3,No.5,No.9は、若者向けのファッション雑誌で活躍できそう。No.6,No.11は、アートな感じ『美術手帖』で使用されそう。No.14は、モード雑誌に載せられそう。No.23は、絵画的。」
新田桂一さん総評:「今回はCGを使った写真は選ぶのをやめました。(全体的に良かったです。みなさま個人個人の思いが入った作品ばかりで、パワーをもらいました。)
No.3→CDのアルバムカバーみたいで良かったです。No.10→モデルの子がかわいいな!!No.14→ファッション写真では1位なのかな!!No.23→絵画みたいでとてもきれいでした。Artな写真だと思います。No.35→考えさせられる作品だと思いました。ゴミ問題深刻です。」
相澤樹さん総評:「もっとファッションを全力で楽しんで表現してほしい!!もっとパッションを感じたかったです。個人的には24番も大好きです。写真のバランス、スタイリング世界観が、一枚で表現されていて、他の作品も見たいなと感じました。」
ミーシャ・ジャネットさん総評:「全体的に差が激しい。みんな雑誌を読んでいるのかなと感じた。作品は、携帯電話で撮らないで欲しい。良いファッションを作り上げてほしいと思います。」
No.5 stylist , photographer : 神山恵里花(ファッション流通科スタイリストコース2年2組)
No.6 stylist , photographer : 武者菜月(ファッション流通科1年6組)
No.9 stylist : 三吉祐里子(ファッション流通科スタイリストコース2年1組)hair : 秋本真希(ファッション流通科ファッションメイクアップコース2年1組)
No.10 stylist , photographer : 亀岡信哉(ファッション流通科1年6組)hair & make up , Model : 川鍋麻里奈(ファッション流通科1年6組)
No.11 team≪ Duet ≫stylist : 加藤奈美(ファッション流通科1年4組)、石田泰羽(ファッション流通科1年1組)photographer : 加藤奈美hair&make up : 石田泰羽
No.23 stylist , photographer , hair & make up : 林結唯(ファッション流通科スタイリストコース2年1組)
No.24 stylist , photographer , hair & make up :甲斐仁実(ファッション流通科スタイリストコース2年1組)model : 田村仁実(ファッション流通科ショップスタイリストコース2年1組)
No.35 stylist : 栫弥生(二部服装科2年5組)
*特別審査員
・新田桂一 フォトグラファー
文化服装学院アパレルデザイン科卒業後 1997年に渡米 . Terry Richardson氏に6年間師事。 パッショナブルな作風で広告やファッション雑誌 など多方面で活躍するPhotographer。
・相澤樹 スタイリスト
文化服装学院スタイリスト科卒。飯嶋久美子氏に師事後フリーのスタイリストとして独立。現在ジャンルにとらわれず幅広いフィールドで活躍中。著書に「Re Bon bon!」がある。またオリジナルブランドtresorを開始。
・ミーシャ・ジャネット ファッションジャーナリスト兼ブロガー、スタイリスト、「Plumb」ウィッグデザイナー
文化服装学院スタイリスト科卒業。「装苑」「style.com」をはじめ、国内外の様々な媒体へ記事を寄稿。スタイリストとして米国トップアーティストのニッキーミナージュの衣装を手がけている。2011年にスタートしたグローバルスタンダードを目指すファッションブログ『東京ファッションダイアリー』は独特的におしゃれな日本の宣伝道として大注目を集める。同年スタートした世界初モードのウィッグブランド『Plumb』のデビューも遂げ、デザイナー活動にも力を入れている。
■compositeとは
文化服装学院ファッション流通科有志学生による、ファションプレス団体
composteブログ:http://composite-b.jugem.jp/
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