Q1.この科の特徴は?

バッグデザイナーになるためのノウハウを習得していきます。経験がなくても大丈夫です。私は入学当初、ミシンを触ったことがなく、玉留めもできないくらい、ゼロからのスタートでしたが、今では自分らしいバッグを自らの手でつくれるまでに成長しました。また文化には個性的な学生がたくさんいて、とても刺激になり、それが作品に反映されることも。デザインを学ぶうえではベストな環境だと思います。

 

Q2.文化服装学院を選んだ理由は?

高校の時に指定の制服が気に入らず、唯一自由に選べたバッグでおしゃれを楽しむようになり、いつしかバッグデザイナーを志すようになりました。いくつかの学校を調べて一番印象に残ったのが文化です。ファッションフェスティバルに行った際、規模の大きさをはじめ、服をつくる科などたくさんの学科があり、みんなおしゃれで活気のある雰囲気が自分の肌に合っていると思いました。ここなら感性を磨けられそうだな、と。

 

Q3.この科に入って成長したことは?

工業用ミシンできれいに縫製ができるようになったことはもちろん、自分らしいデザインが見つかったことも大きな成長につながりました。アート作品ではなく、日々使える実用的なバッグのほうに興味があり、シンプルでいて個性をほんのり感じさせて、なおかつ服装にもなじむデザインをするのがどうやら好きみたいです。さらに自分とは違う感性を持ったクラスメイトや他科の作品を見るようになって視野が広がりました。

 

Q4.将来の目標は?

絵を描くことが昔から好きで、将来はそういう仕事がしたいとずっと思ってきました。この科に入りデザイン画を描くようになってから、その思いはさらに強くなっていき……。就職先では企画として、デザイン画を描くことが仕事に。夢が叶って本当に嬉しいです。次なる夢は、自分がデザインしたバッグに合わせて、おしゃれをしたいと思ってもらえるようなデザイナーになること。就職先で精進していこうと思います。

 

Q5.一日を円グラフで表すと?

作業は特殊な機械を使うことがほとんどなので、課題は学校でやるのが基本。アルバイトがない日は学校が閉まるギリギリまで残って制作に励んでいます。旅が好きで、ヴェトナムや台湾など、留学生のクラスメイトの実家に行ったこともあります。




取材内容は2019年3月時点のものです