Q1.この科の特徴は?

最初は、スタイリストを目指して文化に入学しました。しかし、1年次に夏のファッションフェスティバルというイベントでモデルを務めた時に、周囲の人から「本格的にモデルをやってみたら?」と言われたのがきっかけで、真剣にモデル活動をやりたいと思うように。そしてモデル事務所に所属し、プロのモデルとして活動を始めたことで、モデルという職業の楽しさに開眼!モデル業に活かせるスキルをさらに学ぶため、モデルコースに進学することに決めました。このコースではモデルに求められるスキルをいろいろな方向から学んでいきます。クラスにはすでに活躍しているモデルばかりいて敷居が高いと思われがちですが、そんなことはまったくありません!ここで勉強してから事務所に所属する人だっています。むしろ未経験でもここでモデルとしての下積みができるので、経験がないまま事務所に所属しているモデルに比べるとかなり有利だと思います。また、プロモデルを目指す人のほかにも、俳優やデザイナーを目指している人、将来モデルエージェントの立ち上げを考えている人まで、いろんな人がこの科で勉強しています。思い思いの夢を追いかけるクラスメイトと交流することも、大きな刺激になっています。実践的な授業が多い分、ほかの学科よりも自分の時間が作りやすいので、僕はこの科で勉強しながら、プライベートでのモデル活動にも力を入れています。
 

Q2.文化服装学院を選んだ理由は?

もともと僕はスタイリストになりたかったので、高校卒業後はファッションを本格的に勉強しようと思っていました。そこで文化について調べているとき、YouTubeで文化祭の様子を見てイベントが豊富な学校だということを知り、授業以外でも得るものが多いのではと興味が湧きました。その後、実際に学校を見学し、まず規模の大きさと充実した設備を目の当たりに。さらに学校の雰囲気が良く、人数が多いことから人脈も広がるはずだと確信。ずっと東京に出たいと思っていたこともあって、文化に入学することを決めました。
 

Q3.好きな授業は?

ウォーキングやポージングを極めるプロポーション美学という授業です。特にウォーキングはプライベートで練習できる場が少なく、実際にモデルとして活動している自分としては、授業の中で集中して練習できるのでとても助かっています。モデル仕事の現場では、単純に格好良いだけのウォーキングやポーズではダメで、服をいかによく見せるかを意識した歩き方やポーズのきめ方が求められます。経験豊かなプロのモデルの先生からは、例えばシワがよらないポージングのコツなどの実践的な知識やテクニックを教えてもらえて、実際に仕事でも活かすことができました。ウォーキングでは、首が前に出がちなことや背筋が綺麗に伸びていないことなどを指摘され、改善するきっかけになりました。プロの現場では、そんなことは誰も教えてくれません。自分の悪いところを客観的かつプロの視点で指摘してもらえる今のうちに、ウォーキングやポージングの技術をもっと磨きたいと思っています。
 

Q4.学生時代に一番頑張ったことは?

授業で学んだことを活かして、プロとしてのモデル活動に力を入れました。体型維持には常に気を遣っていて、今もカロリーを考えた食事を心がけ、炭水化物を摂らないように気を付けています。最近は一人でもウォーキングの練習をし、筋トレ(サーキットトレーニング)やストレッチ、マッサージや肌の手入れも毎日欠かさずやって、常に最良のコンディションを保つ努力をしています。ちょっとストイックすぎるところがあるかもしれませんが(笑)。ショーモデルのオーディションが入ったときには、そのブランドの過去のショーを見て特徴を研究し、万全の状態で臨むようにしています。
 

Q5.1日を円グラフで表すと?

1日のスケジュール
プライベートでは、モデル活動のほか、派遣で警備員のアルバイトをしています。モデルオーディションを優先させてくれるので、とても助かっています。最近、頬の肉をもう少し落としたくて、そのためのフェイスマッサージに力を入れています。卒業後の夢は、海外のコレクションでランウェイを歩くこと!そのために、人脈を広げていろんな人に話を聞きながら、今の自分にできることをしています。
※取材内容は2022年3月時点のものです。