Q1.この科の特徴は?

最大の特徴は、何と言っても文化のオウンドメディア「prop」を任されていること。propを運営する上で、まずクラスの中で5人ずつのチームに分かれ、CCO(チーム全体をまとめる)・編集長・広報・ウェブサイト管理・SNS担当という役割分担で動きます。私はチーム内の広報担当で、さらに全チームの広報活動を総括する「広報チーフ」の役割も果たしました。その両立は大変ですが、とてもやりがいのある立場です。授業では、デジタルメディアの制作・運営に必要な知識やノウハウを学びますが、学んだそばからpropを通して実践できるため、スキルが最短距離で身につくのが大きな強み。とにかく四六時中パソコンを使うので、パソコンスキルが大幅に向上するコースでもあります。また、高校を卒業してすぐに入学してくる人もいれば、短大や大学など他の教育機関で学んだ上で入学する人もいるので、年齢的やバックグラウンドに多様性があります。それでいて、クラスのみんなが仲良しで雰囲気もいい感じ!課題やコンテンツ作りが忙しく苦戦しているとき、経験豊富な年上のクラスメイトは本当に頼もしい存在です。
 

Q2.文化服装学院を選んだ理由は?

母の影響で昔からファッションが大好き。ただ、服そのものが好きというよりも、コーディネートによって自分のルックを好きなように変えられるところが楽しいと思っていました。高校生の時、将来は美容師になりたい気持ちもあったのですが薬剤のアレルギーのために断念し、進路はずっと好きだったファッションの分野にすることに。そこで服飾専門学校の資料を集めていたときに、文化にはデジタルメディアについて学べるファッションプロモーションコースがあることを知りました。高校ではパソコンのスキルを学んでその面白さに魅了されていたので、このコースならパソコンとファッション、2つの「好き」を同時に追求できる!と直感。新設コースではありましたが、自分たちが「始まり」にかかわれるというワクワク感にも後押しされ、このコースに入ることを見据えてファッション流通科への入学を決めました。
 

Q3.好きな授業は?

ひとつは「ファッションプロモーション」。プロモーションとは何かを理解するところからスタートし、次第にpropのコンテンツ制作や、個人で運営するメディアの制作を進めるための時間に使えるようになります。わからないことがあるときには先生に相談すると、数日後の授業がその分野を専門とする方をお招きした特別講義になることも。Googleの方がゲスト講師としていらっしゃったこともあり、私たちの要望に応じて、授業内容を柔軟に組んでくださっていると感じます。第一線で活躍するすごい方たちが来るので、ひとときたりとも気が抜けませんが、刺激的で充実した授業内容にいつもワクワクしています。
また、雑誌の企画を行なう「エディトリアルワーク」の授業もお気に入り。ビジュアル制作や撮影時のライティングなど、雑誌のコンテンツづくりについて学びます。企画を考えるだけでも楽しいですが、それを形にできるのがもっと楽しい!優秀な企画に選ばれると、みんなの前で発表を行ないます。選ばれなかったときには少し悔しくも感じますが、クラスメイトの発表を聞くと自分にはない発想に驚かされることもあり、とても勉強になります。
 

Q4.学生生活で一番力を入れたことは?

propに全力を挙げて取り組んでいますが、その一方で個人メディアの制作も頑張っています。ダンスが好きなので、大好きなダンサーを動画で紹介しているのですが、取り上げたいダンサーにコンタクトを取るところから取材、撮影、編集まで、すべての過程を一人でこなしています。メイン動画は月1本、自分のことを日記形式で書くコンテンツは月2本、と更新頻度は高くないですが、継続することに意味があると思い、ペースを崩さず取り組んでいます。それとは別に、同世代のダンサーを紹介する動画も不定期で配信。コンテンツから見せ方まですべてを自分で考え、自分の思うように表現できるのが楽しいです。
 

Q5.1日を円グラフで表すと?

1日のスケジュール
prop、個人メディアの運営、授業の課題と、とにかく忙しかった1年間。タスクをやり忘れることがないように、TO DOリストをつくりながら作業を進めています。常に締め切りがあるので、優先順位をつけて効率よくこなすのがコツ。TikTok分析のようなスマホでできることは電車での通学中に行なうなど、時間を有効活用しているほか、週に1日は家にこもって作業する日を確保しています。気分転換になるのは、やっぱり大好きなダンスの練習!踊ることでストレスが発散できるし、頭もリセットできて、新たな気持ちで課題に打ち込むことができます。
※取材内容は2023年3月時点のものです。

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