Q1.この科の特徴は?

夜間部でファッションビジネスに必要なノウハウを習得していきます。アパレル関係の販売員をはじめ、広報、バイヤー、ショップ運営を将来考えている人に勧めたい科です。夜間のため時間的な制限はありますが、要点をつかんだ効率的なカリキュラムになっているので、授業に対する不十分さは全く感じられません。また、クラスメイトの年齢層が広いのも特徴。自分と同じように社会経験をした人もいたり、昼は大学に通っている人もいたりするので、様々な声を聞くことができ、様々な作品を見ることもできて、刺激をたくさんもらえるはずです。
 

Q2.文化服装学院を選んだ理由は?

高校卒業後、地元の滋賀県で製造業の仕事をしていました。その頃から地元のセレクトショップに通うように。そこに60代のベテランの販売員さんがいて、その方の素晴らしい接客をきっかけに服が好きになり、ファッション業界で働いてみたい気持ちが芽生えました。次第にその気持ちが強くなってきた時、たまたま高校時代の友人が文化服装学院のこの科に通っていたんです。彼の話を聞いて文化に可能性を感じました。他の服飾学校の夜間よりも学費が比較的安く、施設や先生、クラスメイトにも恵まれていて、働きながら学ぶにはベストな環境だと。尊敬するベテラン販売員さんにも「日本で一番有名なファッションスクールだよ」と言われました。そこで意を決し4年間働いた会社を辞めて上京、文化に入学しました。
 

Q3.好きな授業は?

接客応対スキルです。ショップを模した実習室でアパレル販売員に必要なノウハウを学びます。中でも、クラスメイト同士でお客様と店員に扮して接客を行うロールプレーイングの時間が好きです。その授業で得たことは昼間のアルバイト先の古着屋で実践。お客様によろこんでいただいた時はすごく嬉しいです。心の中でガッツポーズしています(笑)。将来は自分にファッションを教えてくれた地元の尊敬するベテラン販売員さんみたいに、人に影響を与える販売員になりたいです。 お客様の顔色を見ないで一方的にうんちくを語る接客は苦手。お客様に販売を意識させないような接客が大事だと思います。日常のさり気ない話をしながらリラックスした気持ちで買い物を楽しんでもらいたい。だから服以外のことにもアンテナを張り巡らせるように心がけています。
 

Q4.学生生活で思い出に残ったことは?

文化祭で行うⅡ部のファッションショーに参加したことです。モデルやプレス、フィッターなど様々なセクションがある中で、自分は2年連続で舞台を担当。学生自らの手で作業するため、スムーズに行かないこともありましたが、本番当日、完成した舞台の上をモデルさんたちが歩く姿を見て、何とも言えない満足感と達成感で心がいっぱいでした。Ⅱ部の文化祭のファッションショーは有志の学生たちが集まって行います。Ⅱ部服装科と交流するチャンス。自分は文化祭のおかげで友達が増え、自発的に動けば様々な経験を得られて実力がつくことを身をもって学びました。
 

Q5.1日を円グラフで表すと?

文化に入り、一人暮らしを始めて自炊するようになってから、日本全国や世界各地の名物料理をつくるのに夢中です。昼間のアルバイト先で、その話をネタにして接客することもよくあります。
※取材内容は2020年3月時点のものです。