Q1.この科の特徴は?

2年間で学ぶ昼間の服装科のカリキュラムを、この科では夜間の限られた時間の中で3年かけて効率的に習得していきます。入学するまで服をつくった経験がなくても大丈夫。自分もそうでしたが、卒業するまでには企画やデザイナーとして就職することができます。クラスメイトには働いている人もいればダブルスクールをしている人もいて、年齢も経歴もバラバラですが、有志でファッションショーや展示会などを行うほど、みんな共通して志がすごく高い。その姿を見ていると「自分もがんばって何かをしよう」という気持ちに。施設やカリキュラムが良いのはもちろん、意識の高いクラスメイトがいる環境は大きいと思います。自分はそのおかげでファッションの技術や知識だけでなく、行動力が備わって責任感も強くなり、人として大きく成長したと思います。
 

Q2.文化服装学院を選んだ理由は?

8つ年上の姉が服飾学校に通ってアパレル企業に勤めていたこともあり、小さい頃からファッションが好きでしたが、大学では経済を専攻し、卒業後は地元の新潟に戻って医療系の会社に就職しました。社会人として順調に進んでいたものの、デザイン画の参考書を見ながら自分が着たい服を描くなど、ファッションに対する憧れがまだあって…。その思いが強くなってきた時、仕事先のお客様が「人生、やりたいことはやったほうがいい」と背中を押してくださり、一念奮起して退職。金銭面も考えて夜間の服飾学校を探していたところ、文化に通っていなかった姉も、姉の友人も「文化がいいよ」と。学費が比較的安く、図書館をはじめ施設が充実している点も魅力に感じて入学を決めました。
 

Q3.好きな授業は?

服装造形です。入学するまでミシンに触ったことがなく苦手意識がありましたが、授業でつくるアイテムに合わせて、自分用と家族や友人にプレゼントする服もつくるようにしていたら、ミシンが好きになっていました。先生から教科書に載っていないこともたくさん教わり、この3年間で基礎がしっかり身につき、応用を利かせて自分らしいデザインを考えられるまでに成長しました。
 

Q4.文化に入って良かったことは?

学友会に入ったことです。行動力のある志の高い人たちが集まるので、みんなの話や行動に感化されて自分も自発的に動こうという気持ちになるはず。文化祭のⅡ部ファッションショーや特別授業など、学友会の有志が中心になって行う催しがコンスタントにあります。その際、アパレル企業や様々な業界で活躍する人と接触でき、将来を見つける良いきっかけに。Ⅱ部に通う人は学友会、オススメです。
 

Q5.1日を円グラフで表すと?

3年次から「Docile(ドシール)」という自分のブランドを立ち上げました。デザインだけでなく企画や経営についても、授業やインターン先で身をもって学んでいます。
※取材内容は2020年3月時点のものです。