Q1.この科の特徴は?

ジュエリーとファッションが好きな人は、文化のこの科を選んでください。ジュエリーの制作に重きを置きながらファッションに関する知識も身につけていくので、服や小物も合わせた全身をイメージしながらジュエリーをデザインするといった、両方のことを考えられるスキルが備わります。制作に関しては基礎的なテクニックを一通り学びます。初心者でも大丈夫です。3年経つと、専用の道具や機械を使い、様々な手法を用いて自分らしいジュエリーを形にできるようになります。また、流通やビジネスのことも学ぶので、職人やデザイナーはもちろん、企画、プレス、販売といった職種も目指すことが可能。ジュエリー業界に限らずアパレル業界も視野に入れながら就職活動ができるのも、この科のいいところだと思います。
 

Q2.文化服装学院を選んだ理由は?

母国の中国では服づくりを勉強していましたが、途中から趣味でつくっていたジュエリーのほうに楽しさを覚えてしまい、専門的な技術を身につけたいと思うようになりました。文化の存在を知ったのはその頃。先生が文化のことを話題にしていたのでチェックするようになりました。SNSのファッションスナップで文化生は人気者です。もともと日本のファッションとエンターテインメントが好きだったので、日本に行って文化で学ぶのもいいなと。しかもジュエリーに特化した学科があったので、もうこれは行くしかないと思って留学を決意しました。
 

Q3.好きな授業は?

実技全般が好きですが、中でもコスチュームジュエリーの授業は、貴石や金属ではない素材を使って実験的な物づくりができるので楽しいです。とんぼ玉(柄の入った小さなガラス玉)のことを知ってから私はガラスの作品づくりにハマっています。もっと知識を深めたくてガラス教室に通っているほど。この授業を通して、自分は何が好きで、ジュエリーの何を極めたいのかが分かります。自分らしさを再発見できる授業です。
 

Q4.将来の目標は?

文化のこの科で学んだからこそ、卒業後はジュエリーに限定せず、コスチューム、映画美術、メディアなど、ファッションに関するあらゆるデザインに関わっていきたいです。
 

Q5.1日を円グラフで表すと?

1日のスケジュール
私たちの科は専用の機械がないとつくれない作品が多く、また放課後は自分が好きなことをやりたいので、学校にいる間に集中して課題に取り組んでいます。休日はライブに行ったり、美術館やカフェを巡ったり。アクティブに過ごしています。
※取材内容は2021年3月時点のものです。
※2020年度から、帽子デザイン科 / ジュエリーデザイン科 / バッグデザイン科 / シューズデザイン科は再編され、2年制になっています。