Q1.この科の特徴は?

ここは、流通科のいろいろなコースで学んだ学生が集まる進学科。これまで学んできたことをベースに、さらに自分のやりたいことを掘り下げられる科です。カリキュラムの自由度が高く、自分が追求したいテーマに好きなように挑戦できるのが魅力。自主性は求められますが、頑張った分だけ必ずスキルが身についていくと感じます。そしてこの科の最大の特徴は、授業の一環として、学内イベントであるファッションフェスティバルの運営をすること。私たちの代では、新しい企画にチャレンジしました!メインビジュアルにはバーチャルモデルのimmaを起用し、また、音効には2つのバンドをお呼びして対バン形式での演奏を実現。パソコンの扱いに長けたファッションプロモーションコース出身のクラスメイトは、素晴らしいimmaのポスターを作ってくれました。出身コースによってこれまで学んできたことや身につけてきたスキルが違うからこそ、みんな自分の特技や個性を活かしてイベントを盛り上げます。そして、団結したときのパワーは絶大!正直、考え方も興味関心も異なるクラスメイトたちと一致団結してイベントを進めるのは大変なときもありましたが、その過程で交渉力、リーダーシップ、協調性が大きく磨かれたと思います。この経験は、社会人になってから、仕事の現場でも必ず活かされるはず!
 

Q2.文化服装学院を選んだ理由は?

ファッション好きな母の影響で、将来ファッション業界で働くことは早い段階で決めていました。高校で英語科を選んだのも、ファッションの世界で働くためには英語が必要だと思ったから。卒業後は大学に進学することも考えていましたが、高3のときに高校の文化祭で、恒例行事であるファッションショーに携わったことで、やっぱり自分にはファッションしかないと確信。服飾専門学校に進学するためいろいろな学校をリサーチしましたが、学校見学や文化祭に参加したときに文化にトキメキを感じ、もともと第一志望だったこともあって、迷わず文化に決めました。
 

Q3.好きな授業は?

実際にイベントを企画運営できる「イベントディレクション」の授業。この授業では、ファッションフェスティバル開催まではその企画・運営を行ない、それが終わると卒業制作の準備に取り掛かります。卒業制作には、この科全体で取り組む卒業制作ショーの企画と、個人制作の2種類があります。私は副企画長として卒業制作ショーの運営に携わり、ショー会場を借りる交渉も行なっています。交渉相手は会場を所有している企業の取締役の方でとても緊張しますが、学生のうちにこのような本格的な交渉ごとを経験できるのは、とても貴重なことだと思います。個人制作は何をやってもいいのですが、私はスタイリストコース出身で作品撮りが好きなこと、また、卒業後はPRとして働くことが決まっていることから、その2つを活かせる企画にしようと思いつきました。今年卒業する流通科の学生を何人かピックアップし写真を撮影、そしてそれをアルバム風にまとめ、今後彼らがポートフォリオとして使えるような制作物を作ろうと思っています。この個人制作を通して、イラストレーターのスキルを向上させたいです!
 

Q4.学生生活で一番力を入れたことは?

私は、文化祭のファッションショーに携わることをずっと目標にしてきました。念願かなって、2021年の文化祭ではショーの1シーンの企画を担当することに。学内限定での有観客開催に加え、オンラインでも開催したため、準備期間はなんと史上最長の8ヶ月。毎日放課後まで学校に残り、夏休みも返上で頑張った甲斐があり、ショーは大成功でした!
また、文化祭の活動を通して、服をつくる学科の学生とのコネクションができたのも貴重な財産。服づくりのことを教えてもらったり、その後ファッションフェスティバルでは素敵な衣装をたくさん提供してもらったりすることができました。企画のメンバーとは家族のように仲が深まり、一生忘れられない素敵な思い出に。
 

Q5.1日を円グラフで表すと?

1日のスケジュール
学校で学べることがたくさんあるからこそ、電車の遅延などで授業に遅れるのを避けたくて、いつも少し余裕を持って家を出るようにしています。授業中は集中して課題を終わらせ、放課後はファッションフェスティバルや文化祭など学内イベントの企画の仕事に専念。頭の中は、いつでもショーのことでいっぱいでした(笑)。
頑張ったのは、学業と就職活動の両立。この科は必修や課題はそれほど多くないので、就職活動の時間は比較的取りやすいと思いますが、ファッションフェスティバルの準備期間は工夫が必要でした。昼休みや休憩時間に就職支援室で面接の練習をしてもらったり、ショーのリハーサル終わりに走って面接に行ったりと、慌ただしかった思い出があります。しかし、そのかいあって、夏休み中には行きたかった会社から内定をいただくことができました!

※取材内容は2023年3月時点のものです。
 

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