Q1.この科の特徴は?

販売職のスペシャリストを目指すコース。接客に必要なさまざまな知識を学び、それをロールプレイング形式で実践しながら身につけます。私はアルバイトでアパレルの販売員をしていたのですが、授業で学んだ内容を現場で活かせる場面が何度もあり、知識やスキルの重要性を身にしみて感じました。そして、私にとっての最も大きな学びは、「販売職に求められるのは人としての優しさや思いやり、人と人とのつながりである」と気づけたこと。このコースで学ぶと、「人のために何ができるか」ということを常に考える癖がつきます。授業ではミーティングや発表の機会が多いため、コミュニケーション能力もアップ。担任の先生からは毎日いろいろな話が聞けて、接客の現場でお客さまとの会話のトピックとして活用できることも。ここで学び、得たものは、たとえ販売職に就かなかったとしても、社会人として必ず役に立つはず。総じて、人間力が磨かれるコースだと思います。
 

Q2.文化服装学院を選んだ理由は?

父も母もファッション関係の仕事をしていたため、幼い頃から服に囲まれて育ち、気づけばファッションが大好きになっていました。両親の周りには文化を卒業した方が多く、中学の頃には漠然と「自分も将来は文化で勉強するんだ」と思っていました。高校生になって将来のことを考え始めたとき、毎日ファッションに関われて、常に服のそばにいられる販売員の仕事に憧れるようになり、リサーチを開始。憧れのショップで働くには専門学校か大学の卒業資格が必要だと知り、両親を説得して文化への入学を決めました。
 

Q3.好きな授業は?

「接客応対スキル」という授業では、ロールプレイング形式でお客さまとのやり取りを再現し、レジでのお金の受け渡し、ボトムスの丈詰め、ラッピングやクレーム対応、リモート販売のコツなど、接客に必要な一連のノウハウを学びます。販売員にとって、お客様へのファーストアプローチはとても重要!冠婚葬祭でのお祝いやお香典の包み方・渡し方、はたまた電車の路線や地方の名産品の知識など、お客さまとの会話のきっかけになるようなトピックにたくさん触れたことで話の引き出しが増え、接客スキルがレベルアップしたと思います。
また、この授業の冒頭では、先生に指名された生徒が3分間のスピーチを行ないます。トピックは何でも構わないのですが、誰が当てられるかはその時までわからないため、常に話題を用意し、どう話すかを考えておく必要があります。この1年間、常に心のどこかでスピーチのことを意識していたため、自分の中にたくさん話題を蓄積でき、話す力も鍛えられました。念願の販売員として働けることが決まった今、このコースで学んだことをフル活用して頑張りたいと思っています!
 

Q4.学生生活で一番力を入れたことは?

接客販売技能、色彩、ファッションビジネス、パーソナルカラーなど、販売員の仕事に役立つ検定試験や資格の取得に力を注ぎました。とはいえ、全て興味のある事柄だったので、試験のために努力をしたというよりは、このコースで学んでいるうちに自然と知識が頭に入っていたという感覚です! また、ファッションフェスティバルや文化祭など、学内イベントにも積極的に参加しました。文化祭ではアクセサリー係を務めたのですが、制作したアクセサリーをいざモデルが身につけてみるとバランスが悪く見え、つくり直すこともしばしば。ひとりひとりに合わせてつくることの大切さを実感し、その経験が、販売のアルバイト先でお客さまにお似合いのアクセサリーや洋服を提案する際に活かされました。また、自分たちのつくったアクセサリーがショーのランウェイで輝いているのを見た時には、本当に感動。振り返ってみると、文化祭はとても良い経験になったと思いますし、一緒に制作に励んだ仲間とは今でもとても仲良しです!
 

Q5.1日を円グラフで表すと?

1日のスケジュール
まずは必ず授業に出席し、課題を授業内に終わらせるように心がけました。終わらなかったときには、早起きをしたり、昼休みや通学途中の電車内を使ったりと、隙間時間を有効活用。検定の勉強もしていましたが、授業で習ったことが検定の問題として出題されることが多く、また、授業内で回答の解説をやってくれることも。このコースは検定へのサポートが手厚いからこそ、とにかく授業を集中して受けるようにしていました。休日には、オシャレをして友達との外出を楽しむこともあれば、両親の趣味のキャンプに同行することもあります。
※取材内容は2023年3月時点のものです。
 

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