Q1.この科の特徴は?

今のマーケットに合うブランドをトータルで運営する力を身につけていきます。
自分たちの科は、服づくりを理解した上で、マーケットの分析、コストに合わせた量産、ECサイトの制作、販売促進など、ヒット商品を生み出すための戦略を、総合的に提案できる人材を育成します。トレンドなどとは関係ないアート寄りの服よりも、自分が着たいと思うリアルクローズに興味がある人は、この科がオススメです。造形力や企画力、プレゼン能力の他に、グループ作業が多くて産学連携企画も手がけるため、団結力や指揮能力も向上します。また、パソコンを使った資料作成やグラフィックワークが上達するのも嬉しいです。自分の場合、昔はデザインと価格しか気にしていませんでしたが、今は原価や損益など生産背景も含めてチェックするようになり、服の見方が変わりました。服をつくったら終わりではない、その先も大事。ということを身をもって勉強できると思います。ブランド運営に携わりたい人は要チェックです。
 

Q2.文化服装学院を選んだ理由は?

友達や先輩からの助言で決めました。
昔から服が好きで、高校卒業後の進路を考える際に大学か服飾学校か、どちらにしようか友達に相談しところ「服飾学校なら文化服装学院がいいよ」と。その後オンラインの説明会に参加して入学を決めました。1年次、どの科に入ろうか迷った時も、地元の先輩で文化服装学院卒の方にアドバイスをいただいてファッション工科基礎科へ。コロナで学校見学に行けなかった時期だったので、身近な人たちのリアルな言葉がとても参考になりました。
 

Q3.この科を選んだ理由は?

カリキュラムの内容と自分の思いが一緒だったから。
デザイナーに憧れ、アパレルデザイン科に進級することを前提に、1年次はファッション工科基礎科に入りましたが、みんなデザイン画が上手で、新しいデザインに対して積極的。正直、自分はみんなに勝てる気がしなくて……。それに自分はコンテストに出すような服よりもリアルクローズのほうが作りたかった んです。飲食店のアルバイトをしていて接客の面白さも知っていたので、デザイナーというよりは、企画や販売のほうが自分には向いているかもしれない。その思いがインダストリアルマーチャンダイジング科のカリキュラムに合っていたので、2年次の進級ではこの科を選びました。結果、自分にはこの科が本当に合っていました。学ぶことで初めて気づくことも多いので、途中で進路変更することもあります。科やコースが選択できる文化服装学院の進級システムに感謝です。
 

Q4.好きな授業は?

「アパレル造形」です。
「アパレル造形」はブランドを立ち上げて服をつくり、売るための戦略も考えていく授業です。ブランド運営のノウハウが身につく上に、自分が着たい服をつくれるのが嬉しい。完成した作品を私服として着るクラスメイトもいます。
 

Q5.1日を円グラフで表すと?

1日のスケジュール
学業とアルバイトの両立に努めています。
布地を買ったり、服を買ったりと、何かと出費が多いのでアルバイトは欠かせません。課題は授業内で極力終わらせるように心がけ、放課後はアルバイトへ。地元のラーメン屋でアルバイトしています。インダストリアルマーチャンダイジング科で学んでからは、原価はいくらだろう、何杯売ったら利益が出るんだろう、そんなことを考えるようになりました(笑)。オフの日は大好きな古着とアメ車をチェックするべく、さまざまなところに出かけています。
※取材内容は2024年3月時点のものです。