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Real Voice of BFC Student 2018

ファッションテキスタイル科
小畑 菜摘
Natsumi Obata

武蔵野美術大学卒業

就職先:
株式会社クイーンワールド
企画・図案
小畑 菜摘
小畑 菜摘
好きなブランド
YUKI FUJISAWA
(独特のかわいい世界観に惹かれます。ハンドメイドのテキスタイルは共感できるところがあり胸がときめきます)
好きな画家
下田ひかり
(角や耳をつけた子供をモチーフにした絵を描きます。眺めていると新しいことに挑戦したい気持ちになってきます)
マイコーディネイト
捺染室では染料を扱うのでマイ白衣は必須。他人のと間違えないように自作のイラストをスクリーンプリントで入れました。
服が求めるテキスタイルをつくる。一筋縄ではいかないからおもしろい!。服が求めるテキスタイルをつくる。一筋縄ではいかないからおもしろい!。服が求めるテキスタイルをつくる。一筋縄ではいかないからおもしろい!。
プラザ棟の奥にある捺染室。スクリーンプリントをする台や染料をつくる厨房のような一角もある。「ここと教室を行ったり来たりしています」
卒業制作作品。菜の花、木漏れ日、花の影、ドライフラワーをキーワードに、天然染料プリントやニードルパンチを施し、ファンタジックなテキスタイルが目を引くコレクションに仕上げている。
卒業制作作品。「YANCHA FOREVER」というテーマで、様々な技法を用いたオリジナルテキスタイルが際立つコレクションを発表した。
卒業制作作品。菜の花、木漏れ日、花の影、ドライフラワーをキーワードに、天然染料プリントやニードルパンチを施し、ファンタジックなテキスタイルが目を引くコレクションに仕上げている。
デザイン画は動植物をモチーフにした色彩豊かなものが多い。「透け感のある淡い色合いが好きです」
デザイン画は動植物をモチーフにした色彩豊かなものが多い。「透け感のある淡い色合いが好きです」
赤の色鉛筆で塗りつぶしたようなデジタルプリントのテキスタイルでつくったワンピース。「絵本に出てくる少女がイメージです」
赤の色鉛筆で塗りつぶしたようなデジタルプリントのテキスタイルでつくったワンピース。「絵本に出てくる少女がイメージです」
友人と一緒に「かざりや」というブランド名で、手描きのブローチなどを学院ショップ「スタジオウフ」で販売していたそう。
友人と一緒に「かざりや」というブランド名で、手描きのブローチなどを学院ショップ「スタジオウフ」で販売していたそう。
Questions & Answers
この科の特徴は?
染色、織り、プリント、加工など様々な手法でつくったテキスタイルを制作し服にするまでの技術を身につけます。それに伴い、素材の特性や流通の仕組みといった知識を学んでいきます。1年次は基礎を築き、2年次は応用を利かせ、そして3年次は集大成である卒業制作を1年かけて手がけるというのが、この科の大きなスケジュールです。3年間、ステップを踏むごとに学んだことが点と点で結ばれていき、自分のスキルと思考が備わり、実力がついていくのがわかると思います。事実、私は文化に入る前までは絵が描けるだけの人でミシンを触ったことがありませんでしたが、卒業制作に取り組んでいる今は、5体分の服をテキスタイルからつくれるまでになり、自分の成長をしみじみと感じています。また、学院を出て現場を見る機会もたくさんあります。染工所の職人さんにお会いしたり、テキスタイルの展示会に足を運んだり、研修旅行で産地に行ったりしました。また企業とのコラボや文化祭行事、コンテストにも取り組むことができ、充実した学生生活を送れるはずです。
文化服装学院を選んだ理由は?
美大を卒業後、自分の油絵をとあるギャラリーで展示した際、「この絵のワンピースやスカートがあるといいな」というお客様の声をたくさんいただき、それまで全然興味のなかったファッションに目を向けました。それから次第に自分の絵を服に落とし込みたくなり、テキスタイルと服の両方が勉強できる学校に行こうと思い、探して見つけたのが文化服装学院。設備がすばらしく、またこの科の教室を見学した時にアットホームな雰囲気に包まれいているのがいいなと思い、入学することを決意しました。
この科を選んだ理由は?
テキスタイルと服を一緒に学ぶことができるからです。こういう科は他の学校を探してもなかなか見つからないと思います。平面から立体になり、人が着ることでテキスタイルに様々な表情が生まれる。私はそこに魅力を感じます。なかなか服になるまで一筋縄ではいきませんが、おもしろくてしかたありません。
好きな授業は?
テキスタイルクリエーションです。いろいろと学んだ基礎をベースに、企画を立ち上げ、様々な手法でオリジナルテキスタイルをつくり、みんなの前で発表します。1年次は先生に言われたことをやることがほとんど。でもこの授業では自分から言わないと進められないので、自分のやりたい表現を突き詰めることができ、先生も学生一人ずつに対応してくれるので、時には授業で習わなかった技法を教えてもらうこともできて、やりがいがあります。この授業で自分の個性だけでなく、クラスメイトの個性もだんだんと見えてきて感慨深かったです。私は異素材をミックスして何回も加工を入れた、素材感のあるテキスタイルに自分らしさがあると思っています。
思い出に残ったことは?
3年間、文化祭のファッションショーで染色の係を担当しました。およそ一ヶ月半、ものすごい量を染めたりプリントしたりして同じ技法を何度も繰り返しやるので、否が応でも覚えますね。授業で一度しか習わなかった技法もおかげでマスターしました。ファーストサンプルで決まることはほとんどなく、他の係の人たちと相談しながら希望の色や柄を出していく作業は楽しかったです。
学生生活で大切なことは?
3年間はあっという間です。ためらっている時間がもったいないので、とにかくいろんなものを見て吸収し、作品に反映させて自分らしさを追求していくことだと思います。
将来の目標は?
就職先ではシルクスカーフのプリント柄を描くといった仕事をします。見た方や手に取った方が幸せになれるようなものをつくっていきたいです。
一日を円グラフで表すと?
円グラフ
実家暮らしで通学に時間がかかるため、平日はアルバイトをせず授業と制作に集中しました。アルバイトのない休日は美術館や舞台へ。フクロウカフェや爬虫類カフェに行くことも。癒されると同時に創作意欲が湧きます。
卒業制作作品。菜の花、木漏れ日、花の影、ドライフラワーをキーワードに、天然染料プリントやニードルパンチを施し、ファンタジックなテキスタイルが目を引くコレクションに仕上げている。
卒業制作作品。菜の花、木漏れ日、花の影、ドライフラワーをキーワードに、天然染料プリントやニードルパンチを施し、ファンタジックなテキスタイルが目を引くコレクションに仕上げている。
卒業制作作品。菜の花、木漏れ日、花の影、ドライフラワーをキーワードに、天然染料プリントやニードルパンチを施し、ファンタジックなテキスタイルが目を引くコレクションに仕上げている。
デザイン画は動植物をモチーフにした色彩豊かなものが多い。「透け感のある淡い色合いが好きです」
デザイン画は動植物をモチーフにした色彩豊かなものが多い。「透け感のある淡い色合いが好きです」
赤の色鉛筆で塗りつぶしたようなデジタルプリントのテキスタイルでつくったワンピース。「絵本に出てくる少女がイメージです」
赤の色鉛筆で塗りつぶしたようなデジタルプリントのテキスタイルでつくったワンピース。「絵本に出てくる少女がイメージです」
友人と一緒に「かざりや」というブランド名で、手描きのブローチなどを学院ショップ「スタジオウフ」で販売していたそう。
友人と一緒に「かざりや」というブランド名で、手描きのブローチなどを学院ショップ「スタジオウフ」で販売していたそう。
卒業制作作品。菜の花、木漏れ日、花の影、ドライフラワーをキーワードに、天然染料プリントやニードルパンチを施し、ファンタジックなテキスタイルが目を引くコレクションに仕上げている。
卒業制作作品。「YANCHA FOREVER」というテーマで、様々な技法を用いたオリジナルテキスタイルが際立つコレクションを発表した。
卒業制作作品。菜の花、木漏れ日、花の影、ドライフラワーをキーワードに、天然染料プリントやニードルパンチを施し、ファンタジックなテキスタイルが目を引くコレクションに仕上げている。
デザイン画は動植物をモチーフにした色彩豊かなものが多い。「透け感のある淡い色合いが好きです」
デザイン画は動植物をモチーフにした色彩豊かなものが多い。「透け感のある淡い色合いが好きです」
赤の色鉛筆で塗りつぶしたようなデジタルプリントのテキスタイルでつくったワンピース。「絵本に出てくる少女がイメージです」
赤の色鉛筆で塗りつぶしたようなデジタルプリントのテキスタイルでつくったワンピース。「絵本に出てくる少女がイメージです」
友人と一緒に「かざりや」というブランド名で、手描きのブローチなどを学院ショップ「スタジオウフ」で販売していたそう。
友人と一緒に「かざりや」というブランド名で、手描きのブローチなどを学院ショップ「スタジオウフ」で販売していたそう。