Q1.この科の特徴は?

基礎から応用まで、服づくりを中心にファッションスキルを磨く2年制の科です。
学ぶ期間が短いと感じるかもしれませんが、2年間でほとんどの服をつくれるようになります。ミシンのかけ方を知らなかった素人の私が、自分の思い描く服をつくれるまでに成長し、就職まで繋ぐことができました。1年次は一重スカートから始まりシャツやジャケット、ワンピースといった代表的なアイテムを制作して基礎を固めていきます。2年次に進むとその応用で、立体裁断など難易度がアップ。けれど服づくりの理解が深まり楽しくなってくると思います。また選択授業が充実しているので、就職を見据えて自分が強化したいテクニックや興味のある分野について学べるのもポイント。専門性をさらに高めたくなったら、もう1年進学することも可能です。最初から将来が具体的に見えていなくても、こうしたカリキュラムで学ぶと、だんだんと実力がつくと共に目指したい職業がイメージできると思います。デザイナー、パタンナー、縫製、販売職など、なりたい職業の幅が広いのもこの科の魅力です。
 

Q2.文化服装学院を選んだ理由は?

文化祭のファッションショーに魅力を感じたからです。
YouTubeで気になって実際に見に行ったら、服だけでなくヘアメイクや映像など演出にもこだわっていて一瞬にして目を奪われました。学生が全てやっていて、このレベルの高さはすごい!と思い文化服装学院に行こうと決めました。その後、2年次の時にヘアメイク係として文化祭のファッションショーに携わる自分が感慨深かったです。
 

Q3.この科を選んだ理由は?

2年で服づくりをマスターし、就職したかったからです。
実は入学当初、服装科とファッション工科基礎科とで迷っていました。ただ、私は5年制の高等専門学校にいたので、文化服装学院に入学するのは20歳になる年だったんです。服づくりはしっかり学びたいけれど早く就職したい気持ちがあったので2年制の服装科のほうが私には合うかもしれないと判断して服装科へ。(※ファッション工科基礎科を選ぶと進級を含めてトータル3年間)それと、2年次の選択授業でヘアメイクがあることも決め手に。ファッションもそうでしたが美容にも興味があったので。
 

Q4.在学中に力を入れて取り組んだことは?

服づくりの上達と就職活動。
1年目、既存のパターンを渡されて先生の言われた通りに服をつくっていく日々に、素人の私には戸惑うばかりで楽しいと思えませんでした。さらには服づくりの経験があるクラスメイトは作業をスムーズに進めていて焦りを覚え、そこでパターンを理解すれば上達するのでは?と思い、ダーツやカーブを入れる箇所の意味を調べ、分からないところは先生に尋ねるように。気が付けば2年次に進んだ時には服づくりが楽しくなっていました。パターンが理解できると、デザインの可能性が広がると実感。そして、就職活動は入学した時から意識していたので1年次の夏休みにインターン研修を受けて自分がやりたいことを模索。年明け3月ごろから本格的に動き、2年次の夏に希望する企業にデザイナーとして内定をいただきました。2年はあっという間。だからこそ、服づくりも就職活動も積極的な姿勢が大事だと思います。
 

Q5.1日を円グラフで表すと?

1日のスケジュール
早朝から動くように心がけています。
沖縄から上京し、一人暮らしをしています。夜に課題をすると、食べ物やテレビなど誘惑があって作業効率が良くないので、早めに切り上げて就寝し、一番乗りで教室に入って課題をするのが習慣になっていました。アルバイトは不定期ですが時々。1年次に先生からのご紹介でインターン研修を受けていたイベント会社でお手伝いしています。休日は友達とドライブ。桜やイチョウなど、ふるさとの沖縄にない季節折々の植物を眺めていると、いろいろとデザインが浮かんできます。
※取材内容は2024年3月時点のものです。