学生が日本橋問屋街とコラボレーション!

文化服装学院ファッション流通専門課程は、将来ファッション業界の流通職で活躍できる人材育成に力を入れています。1年次の授業カリキュラムにて軸としている『ファッションビジネス』ではファッション業界の産業構造を理解し、川上・川中・川下それぞれの仕組みを学び、職種理解を深めながらビジネスへ繋げる創造性を高めることを目標としています。

■取り組みの背景・目的
文化服装学院ファッション流通専門課程では、産業構造や職種の理解を深めるため『ファッションビジネス』授業にて産業構造の仕組みや役割について学びます。しかし、実際にBtoB企業への就職率は低く、認知させることや興味を持たせ、活躍の場を広げることが課題となっていました。
そこで今回、問屋街活性化委員会にご協力をいただき、講義だけでなくBtoBに向けた商品企画を行う事で理解・興味を深めたいと考えました。
ファッション流通専門課程にて知識を深めているコーディネート力・色彩学・素材知識・企画力・提案力に、学生の感性をミックスさせ《新たな価値創造》を提案すること目標としています。
また全87チームの商品企画の中からコンペティションをおこない、商品化まで繋げる予定です。

■取り組みスケジュール(メディア取材ご対応日)

■問屋街活性化委員会概要
2002年に発足した「問屋街活性化委員会」は、日本最大級の繊維問屋街である日本橋横山町・日本橋馬喰町(東京都中央区)において、さらなる問屋街の活性化を目的として設立されました。本委員会は、主に繊維・ファッション製品を扱う卸売業者を中心とする、1933年設立の「横山町奉仕会」と、1948年設立の「東京問屋連盟」という2つの商業団体で構成されています。
2003年度より、積極的に産学連携事業に参画、文化服装学院の学生と連携し、地元商社の商材を活用・創意工夫したファッションショーを過去5回開催しております。また、文化服装学院のファッション流通科の学生(400人規模)が問屋街を視察し、卸流通の機能・役割・現状と今後の課題を学ぶ「トンヤでサファリ」の取組みは、毎年継続してきました。最近では、インターンシップによる直接的な学びの機会もあり、人材交流の場面は増えつつあります。
2022年度、委員会発足より20年を迎えるにあたって、産学連携事業をさらに発展させるため、本カリキュラムに参画することとしました。この取組みが、より実践的な学びあいの機会となり、ファッションに関心のある若い世代から、問屋街に新しい視点や価値の発見・発信を提案してくれることを期待しています。
・横山町奉仕会:http://www.tonya.or.jp/
・東京問屋連盟:https://www.e-tonya.or.jp/

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