高度専門士科3年コラボ企画 “ボタニカルプロジェクト”
新年度、高度専門士科３年生へ進級後すぐに学生達に与えられるカリキュラム課題 “コラボレーション作品制作”。様々な企業やデザイナーとコラボレートを行うカリキュラムの一つで架空のクライアントから依頼された仕事として企画立案からイメージマップ作り、衣装制作、撮影、プレゼンテーションなどプロとのコラボレートを通して、一連の流れを学びます。
一昨年のSOMARTA デザイナーとして活躍する廣川玉枝氏プロデュースのもと、紙で制作を行ったペーパードールコスチューム “ペパモプロジェクト”、昨年の古着卸会社とのコラボレーション作品の “リメイクプロジェクト”に、引き続き、
今年度はアーティスト、企業とのコラボレーション作品として“ボタニカルプロジェクト”と題し、コンセプト立て～企画立案、制作、ファッションショーでの発表を行いました。
作品を制作するに当たり、JX日鉱日石ANCI様より新素材 “ミライフ”、株式会社中野メリヤス様より春夏新作素材の “フェイクフェザー”の素材提供を受けて制作しました。
学生と、共に制作に関わったアーティストはイラストレーターの牧かほり氏、映像クリエイターの南志保氏。
“ボタニカルプロジェクト”として連想される植物や自然をコンセプトとしたイラストを牧かほり氏へ依頼し、そのイラストを学生達がコラージュ等のＣＧ加工を行い、作品へプリント。オリジナルのタイツや、大判プリントのワンピース、タトゥーを思わせるトップス等のオリジナルプリントアイテムを制作し、完成しました。
各企業、アーティスト、学生、三位一体のコラボレーションにより、それぞれの主張をバランス良く落とし込まれたオリジナルデザイン、オリジナル素材、プリント、ビジュアルの世界観溢れる17体の作品を制作しました。
その後、完成した衣装のヴィジュアルブック撮影のため、メイクからアクセサリーなども学生自ら手掛け、作品とコンセプトイメージに合わせたトータルコーディネートを提案しました。
今回の作品は新入生歓迎ショーでショープレゼンテーションとして発表。
発表の際は映像クリエイターの南志保氏の指導の下、作品と映像がリンクしたショーを発表し、来場者から高い評価を得ました。
今後、展示プレゼンテーションや、ディスカッション等違った発表を行う為にプロジェクトは現在も進行中です。
