SARTO×服装科1年(※2022年度) リメイクプロジェクトに有志学生が参加!
洋服お直しサロンSARTO 銀座と服装科1年生(2022年度時点)が、リメイクの楽しさと意味をシェアするプロジェクトを実施し、有志学生が参加しました。
今回で2回目となる本プロジェクト。今回は、「ワンピース」「メンズジャケット」を題材に実施しました。プレゼン形式で最優秀賞に選ばれた学生のデザインは、SARUTO銀座工房の職人によって実物制作されました。
家庭から廃棄されるお洋服の95%は焼却・埋め立てられており、途上国へ寄付されたお洋服の多くは廃棄されているという問題に対し、「今あるお洋服を大切に使う」という身近なことで、少しでも解決に導きたいと始まったこのプロジェクト。たとえば、着ていない洋服はいずれ処分されますが、もしそれをリメイクしてもう一度楽しむことができたら、日本全体で約4 万トンの廃棄削減につながるかもしれません。
2021年から始まったこのプロジェクトでは、「着られないけれど捨てられない、思い出深いアイテム」を、着られなくなった理由やエピソードとともに持ち主からお預かりし、学生が実際にアイテムを見た上で、これからも使い続けられるようなリメイク案を提案します。
レディス部門 ワンピース 最優秀賞
上原 茉央 さん (服装科1年※2022年度在籍科)
完成品
表地ベージュバージョンで着用)
メンズ部門 ジャケット 最優秀賞
松本 心音さん (服装科1年※2022年度在籍科)
(ブランド:コムデギャルソン)
縫製前の打ち合わせ
完成品
サルト株式会社
2000年2月、サルト株式会社は誕生し、現在、国内6店舗、海外パートナー店舗を展開し、成長を続けています。トレンドへの理解や糸までこだわる再現性といったファッションに特化した強みを打ち出していたサルトも、東日本大震災以降は「洋服を長く大切につかってほしい」という思いに立ち帰り、洋服を世代を超えて受け継ぐことを提案しております。この「受け継ぐお直し(商標申請中)」は、国内外よりご依頼をいただいているのと同時に、大量生産・大量廃棄が問題となるファッション業界とは正反対のムーブメントとして、環境問題解決策としても注目されています。