10月23日(土)に開催された「第58回 全国ファッションデザインコンテスト」(学校法人 杉野学園、一般財団法人 ドレスメーカー服飾振興会主催)において、ファッション高度専門士科3年の窪田里咲さんが優秀賞を受賞しました。

同コンテストのうち、窪田さんが参加したのは第一部(作品制作の部)。応募総数1,741点の中からデザイン画による第一次審査を通過した24点のうち、実物作品によるショー形式の最終審査に挑んだのは22点。テーマは自由ということもあり、それぞれのクリエイティビティが存分に発揮された作品が揃いました。

 窪田さんのデザインソースは、ドイツの科学者エルンスト・ヘッケルによる精巧な博物画。有機的でありながら、サイエンティフィックな視点をファッションに取り入れようとした意欲的な作品となっています。「自然界にあるものなのにこれほど美しい幾何学模様があるのかと知り、この作品のコンセプトにしました。素材は白のグラスオーガンジーにデジタルプリントを施したオリジナルを使用しています。これまで何度も挑戦してきたコンテストですが、作品制作に進んだのは初めてで、それが何よりうれしかった!反省点といえば、デザイン画のようなシンメトリーなシルエット作りの完成度をもっと極めたかったこと」

 デザイン画に、作りたいもの、伝えたいことが込められるようになったのも、今年になってからなのだそう。自分が表現したいものは何か、その追求、努力の結果が表れ始めてるのかもしれません。

写真提供:全国ファッションデザインコンテスト事務局

[窪田里咲さん]
Instagram @_lisakubota_ @drawing_risa 

 [全国ファッションデザインコンテスト]
HP https://www.sugino.ac.jp/gakuen/project/contest/2021/

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