ピエールカルダン氏創立60周年記念ショーを文化服装学院で開催!
文化服装学院名誉教授でもあるフランスのファッションデザイナー ピエールカルダン氏が11月9日(火)に文化服装学院でファッションショーを開催しました。今回のショーは常に革新的な提案で世界を驚かせてきた『pierre cardin』のブランド創立60周年を記念したものでフィナーレにはショーに併せて来日したカルダン氏もランウェイに登場しました。
カルダン氏は1958年(昭和33年)に本学院に来校し、本場フランスの立体裁断を披露、講演及び作品ショーを校内の講堂にて発表。1961年(昭和36年)名誉教授に就任し、今回のショーは1975年(昭和50年)以来、実に35年ぶりに本学院を会場として開催されました。
当日は今後のファッション界を担っていく多くの在学生が60年間クリエーションを続け、プレタポルテやパリで初のメンズコレクションなど常に新しいことを誰よりも先に実現し時代を担ってきた偉大なるデザイナーの作品を目の前で観覧させて頂き、とても貴重な体験を得ることができました。
【テレビ放映のお知らせ】
今回のパリ・コレクションから、文化服装学院で行われたファッションショーなどが紹介される予定です。
『ピエール・カルダン~革新の60年~ 』
【放映日時】 2010年12月5日(日) 14:00~14:54
【放送局】 BS TBS
また、スタイリスト科1・2年生がフィッターやショースタッフとして参加。スタイリスト科ファッションモデルコースの浅石佳澄さんはプロモデルに混じり、モデルオーディションに参加し見事選抜され、ショーのランウェイに登場しました。
プロモデルに混じり登場したスタイリスト科ファッションモデルコースの浅石佳澄さん
その他、フランス語が堪能な服飾専攻科技術専攻で在学中のポールマレさんが通訳を担当するなどショーを観覧するだけでなく様々な形で学生達が関わる機会を作って頂きました。
通訳を担当した服飾専攻科技術専攻で在学中のポールマレさん
●ピエールカルダン プロフィール
ピエールカルダンは前衛的なスタイルでオートクチュールのブランドを立ち上げ、
1960年代?1970年代に一世を風靡。
1961年に文化服装学院名誉教授に就任。
現在もオートクチュール及びプレタポルテの世界的ブランドとして人気を博している。
また、世界中へのライセンスビジネスの展開や生活周辺のデザインへの進出、
共産圏や振興国へのファッションビジネスの導入など
常に今までの歴史になかった新しい事を誰よりも先に実現。
芸術への長い間のメセナ活動やMAXIM’S de Parisを中心に
食文化への進出など芸術などの擁護者としても注目され、
フランス学士院芸術アカデミー会員にデザイナーとして初めて選定された。
ピエール・カルダン ジャパン株式会社
http://www.pcj.co.jp/