スタイリスト科有志団体によるスタイリングフォトコンテスト結果発表!
文化服装学院にて、7月26-28日にかけて行われた、スタイリスト科有志団体『composite』主催の「Styling Photo Contest 2012 in BUNKA FASHION COLLEGE by composite」の結果が発表されました。ファッションフェスティバルなどのイベント来場者を中心に在校生も含め、237票の投票がありました。計40組のなかで最も票数が多かったグランプリは…!また、ファッション業界で活躍中の文化の卒業生4名のスタイリストによる個人賞は…!
※コンテスト結果は後日、ファッション誌『装苑』にも掲載予定です
○グランプリ
No.3『Mr.& Mrs. Anarchy』
モードの予定調和された美しさへの異議申し立て。あらゆる重圧からなる欲求不満。反抗心。現在当然の如く体験できる環境を時代的背景により身近に置けなかった世代と比較し、私達世代へ様々な分野/観点から疑問を問いかける。
stylist:猿田恵里(スタイリスト科ショップスタイリストコース2年2組)、大坪沙紀(スタイリスト科スタイリストコース2年1組)
hair&make:猿田恵里、大坪沙紀
photograher:猿田恵里
受賞者コメント:「まず私達の作品に投票して下さった皆様、この場を借りてお礼をさせて頂きます。ありがとうございました。
しかし正直なところ、今回この受賞は目標としていた賞を逃してしまったこともあり、嬉しくも悔しくもある結果です。それは私達が未熟であるという結果に他ならず、改善し一層の努力をしていかねばならないと、改めて痛感致しました。
私達は全員が認めるような作品を作れるとは思っておりません。ですが少しでも私達の考える節を伝えることが出来たのなら幸いです。
最後に、多くの方の目に触れ、それが賛であれ否であれ様々な意見を頂ける貴重な場を提供してくださった運営の方々、ありがとうございました。」
○準グランプリ
No.32『a shower when the sun is shining』
日本には、?天気雨の時には狐の嫁入りがある? という言い伝えがありますが、海外にも同じように天気雨を狐の嫁入りと言い表す事があるそうです。花嫁と花婿に洋装をさせて異国感をだし、言い伝えというunreal感を出すために色味を押さえて、ノスタルジックで不思議な作品にしました。
team《 odd 》
stylist: 堤日出子(ファッション流通科1年2組)
photographer: 堤日出子
model:志村紗羅(ファッション流通科1年2組)
model:江口陽(ファッション流通科1年2組)
受賞者コメント:「準グランプリを頂いて、凄く嬉しかったのと同時にとてもお驚きました。この写真に投票して下さった皆さん、モデルとして参加してくれた志村 紗羅さん、江口 陽さんにもとても感謝しています。これからも色々なインスピレーションを受け、沢山の良い作品を作りたいと思います。」
○相澤樹賞&ミーシャ・ジャネット賞
No.31『 Fantaisie-Impromptu( 即興ファンタジー) 』
Fantaisie-Impromptu をテーマに一見シンプルで抑えられているかのように見えながらも今すぐにでも爆発しそうな私のそして女性のファッションへのファンタジーと世俗的な欲望を表現した作品。
team《VEUXSAVOIR》
stylist & model: キムミンジュ(ファッション流通科1年5組)
受賞者コメント:「まずこのような貴重な経験ができたのは『composite』のみなさんのおかげです!ありがとうございます!一人で準備をやったのでとても大変でしたがやっぱり自分の好きなことをやるのはとても幸せなことだとあらためて感じました。文化にきて色んな人に出逢い、色んな勉強ができて、文化に来て本当に良かったと思います!コンテストに参加出来ただけでもすごくありがたいのですが、その上賞もいただいてとても光栄です!これからもファッションスタイリストとしてもっと成長できるようにがんばります!ありがとうございます。」
相澤樹さんのコメント:「『女性のファッションへのファンタジー』。確かに!!物欲だったり、食欲だったり…次々と女の子ならではの欲求がすごく、エッジイでキッチュにまとまって、目が離れない作品です?」
ミーシャ・ジャネットさんのコメント:「こんなモードKAWAIIがダントツに良い!CHICにPOPの上手なミックスに惹かれました。小物使いもとても良くて、全体的に完成度が高い」
○高山エリ賞
No.36 『アポトーシス』
「アポトーシス=多細胞生物の体を構成する細胞の死に方の1つで、個体をより良い状態に保つために積極的に引き起こされる自殺」小さな細胞1つ1つが集まって人間となり、小さな人間1人1人が集まって社会ができる。つまり宇宙を構成しているのは、小さな愛しいもの達の集合体である。
stylist:藤井 希恵、村上 萌(スタイリスト科スタイリストコース2年1組)
受賞者コメント:「賞を頂けるとは思っていなかったので驚きました。たくさんの人の協力があって作品を完成させることができました。ありがとうございます。」
高山エリさんのコメント:「赤いワンピースの女の子と白いワンピースの女の子は可愛いなと思ったけど、全体の構成はイマイチ良く解らなかった。あと、難しいことを考えていて偉いなと思った。」
○山口壮大賞
No.33『ふれっしゅ』
“夏”をテーマに、爽やかでフレッシュをイメージしてコーディネート。濁りのない真っ白を基調にし、それぞれにフルーツや野菜のようなビビッドなカラーをプラス。強い色味を使っているのでアイテムを詰め込みすぎなくシンプルに。青々しくてどこかまだ距離感の掴めないふたりを連想させる作品。
stylist:佐藤朱莉(スタイリスト科ファッションモデルコース)
photo:木村菜都美(スタイリスト科スタイリストコース2年2組)
model:佐藤朱莉
受賞者コメント:「山口壮大賞という素晴らしい賞をいただき、ありがとうございました。これからもこの賞を励みにがんばりたいと思います。」
山口壮大さんによるコメント:「『ふれっしゅ』いいですね。日本語なのもいいと思います。どこか野良着っぽいスタイルを、田舎か都会かよく分からない場所で、記念撮影にも見える構図、ポージングでシューティングしているにもかかわらず、『ファッション』って言い切ってしまう大胆な感じ、好きです。」
主催者『composite』によるコンテスト結果について・・・・
今回は、「スタイリングフォト」のコンテストということで、またその捉え方にも非常に様々な視点がありました。そういった意味で、「スタイリング」というものを改めて考えさせられるコンテストとになったと思います。
そして、今回参加してくださった四名の審査員の方々から、総評をいただきましたのでご覧下さい!
相澤樹さん総評「No.4 , No.36 , No.38も好きでした!!全力で作品を作ると、心にぐっと伝わってくるなと私自身、パワーをもらいました。私も負けずに頑張ります!!」
ミーシャ・ジャネットさん総評「ファンタジーよりも、ストリートとリアルなコーデがとても多くて、現実感がすごくよかったです。No.22とNo.27も良かったです!」
高山エリさん総評「がんばってください!わたしもがんばる!」
山口壮大さん総評「科によって撮影の捉え方が様々な部分が面白かったです。ファッションはもっと多様な意味を含み、もっと様々な魅力を秘めています。もっともっと引き出して下さい。」
No.4 相川絵美(スタイリスト科スタイリストコース2年1組)
No.22 Stylist: ソウイブン(スタイリスト科スタイリストコース2年2組) Photographer: CHEUNG SO YI ZOE (スタイリスト科スタイリストコース2年1組)Hair Makeup: バンジンヨン(スタイリストショップスタイリストコース2年2組)
No.27 (上)stylist:尤楷茵(スタイリスト科スタイリストコース2-2)(下)stylist:井上奈々(スタイリスト科スタイリストコース2年2組) photographer:林?民(スタイリスト科ショップスタイリストコース2年1組)
No.38 team《タァジマハァル》 stylist : 所ありす(スタイリスト科ファッションモデルコース) model/hairmake : サイトウミサト(スタイリスト科ファッションモデルコース)
SPCに対してのご意見・ご感想がございましたらどんなことでもいいので、Twitter(https://twitter.com/composite_bunka)か公式アドレス(composite_bunka@gmail.com)の方にお寄せいただければと思います!
文化服装学院スタイリスト科の学生有志がスタイリスト科全体のスキルアップを願い、立ち上げた、ファッションプレス団体『composite』。他科学生の作品撮りや、ショーの手伝いなどを行い、作品作りを通じて日頃、学んでいる内容をもっとスキルアップさせたいという願いのもと立ち上げられました。
最近では活動の一環として制作した「composite magazine」というフリーペーパーを刊行し、学内外から好評を得ています。
フリーペーパー以外にもホームページ製作に力を入れ、Web での宣伝活動にも力を入れており、Twitter、facebook はもちろん、ブログにて活動内容やメイキングなどを掲載しています。
composite HP http://compositebunka.web.fc2.com/
composite BLOG http://composite-b.jugem.jp/