ファッションテキスタイル科
染色・織・プリント。テキスタイルのすべてを学ぶ。
この科の特徴・学べること
POINT 1
ファッションは布に始まる! 服づくりも学ぶことで、ファッションに特化したテキスタイルデザインを極められる
POINT 2
11mの捺染台を2台備えた実習室ほか充実の施設を駆使して、作品づくりに没頭できる環境!
POINT 3
素材に関する幅広い知識と技術を習得し、布地メーカーや繊維商社のテキスタイル関連職に
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授業概要
1年次
各種染色と基本的な織りの専門的知識・技術を実習で学びます。服の構成や身体と布の関係についても、制作実習を通して理解を進めます。美的感性・デザイン発想とその表現能力も養い、テキスタイルの各種原料や組織・加工方法とデザインの関係についての理解を徐々に深めます。
2年次
さまざまな機器を用いた制作演習を通して、テキスタイル制作の各工程・技法を本格的に掘り下げます。織り柄・プリント柄など、テキスタイル独自のデザインを学習。さらには、トレンド素材やファッション動向などを踏まえた商品企画の演習を行います。
3年次
業界での実務に即し、生産工程や生産コスト、販路まで考慮に入れたプランニングをシミュレーションします。同時に、学生一人ひとりがオリジナル作品を制作。商品としての目的を定めたオリジナルテキスタイルを企画し、各自の方向性を絞り込んだ技術を駆使して制作を進めることで、専門的応用力と創造性を強化します。
時間割の一部紹介
| 曜/時限 | 19:20-10:50 | 211:00-12:30 | 313:30-15:00 | 415:10-16:40 |
|---|---|---|---|---|
| 月 | B:テキスタイルクリエイションⅠ | アパレル素材論 | A:ドレーピングⅠ B:テキスタイルクリエイションⅠ |
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| 火 | 染色演習 | ハンディクラフト | デッサン | |
| 水 | 服飾造形Ⅰ | |||
| 木 | グラフィックワーク | ファッションデザイン画Ⅰ | 色彩論・演習Ⅰ | |
| 金 | ウィービング基礎演習 | 西洋服装史 | ||
TOPICS
高品質編み地のテキスタイル加工を担当し、文化祭バザーで販売
世界のトップブランドも使用している株式会社BVLAKの高品質な丸編み地に、ファッションテキスタイル科2年生、3年生が染色とプリントによるオリジナル2次加工を手がけました。その編み地でアパレルデザイン科2年生がプルオーバーを製造し、文化祭のバザー作品として販売。素材提供に加え、特別講義や編み地の染色ビーカー発注(少量での色出しの工程)の職業体験も行いました。
Student’s CREATION 01
桜の枝でピンクに染めた優しい表情の手織り生地
たまたま手渡された桜の枝からインスピレーションを受けて、糸を染めてみようと思いました。きれいなピンク色にするのに苦労しましたが、 卒業制作として、その糸を使って手織りのコートに。ふだん自分が大切にしている「物を無駄にしない」という気持ちも込められたと思います。
- 作者
- 西ケ谷 紘希さん
ファッションテキスタイル科 3年
静岡県出身・静岡英和学院大学 卒
Student’s CREATION 02
テキスタイルから服づくりまでチャレンジを繰り返した作品
コーデュロイは地染めをした上から手描きの模様をプリントし、ハンドスクリーンの良さをいかしました。デニムも自作のケミカルウォッシュデニムや花の写真を背景に使って、ほかにはないテキスタイルに。根気が必要な作業ですが、自分がつくりたいものを生み出せる喜びがあります。
- 作者
- 伊原 樹里さん
ファッションテキスタイル科 3年
千葉県出身・千葉英和高等学校 卒
主な授業
- 染色演習
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糸や布を染める基礎知識と技術を、実験・実習を通して学び、特性を把握します。特に素材と染料、加工法の相性や発色などの効果を理解し、求める色や風合い、デザインを実現させる能力を養います。
- プリントデザイン演習Ⅰ・Ⅱ
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スクリーンプリントからデザインソフトを使用したデジタルプリントまで、各種技法を使い、プリント生地のデザインと制作演習を行います。柄のデザイン性と各素材に最適な技法を学びます。
- ウィービング基礎演習
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前期は織物の基礎になる三原組織を中心に、手織り機なども使用したサンプルを制作し、知識・技術を学びます。後期は、マフラー制作や自由作品を通して、風合い・機能・効果についても習得します。
- ウィービング基礎演習・デザイン演習Ⅰ・Ⅱ
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演習Ⅰでは、製品としてのテキスタイルを意識しながら織物の応用とデザイン展開を実習を通して学びます。演習Ⅱでは、実際の生産現場で用いられている自動織機を使用した制作演習までを行います。
カリキュラム(シラバス)
掲載内容は前年度のカリキュラム内容です。入学年度の一部科目内容は変更になる可能性もありますので予めご了承頂き、参照ください。将来の進路
ファッションには欠かすことのできないテキスタイル。デザインから、原料や加工、技法まで、その専門知識と技術は、生地メーカー、繊維商社、テキスタイル企画会社、アパレルメーカーからも求められており、専門職として大きな活躍が期待されます。
主な就職先
※ (株)(有)省略アズウェーブ/あぶち/宇仁繊維/カイタックインターナショナル/花恋人/黒沼染工場/ジーユー/シュア/鶴岡シルク/トマト/トランパックジャパン/フェニックス/PLUG/古橋織布/ベイスオン/マイトデザインワークス/マルタキ/ミタショー/三政テキスタイル/ユザワヤ商事/ユニマーク/ROKAL/ワールド ほか
就職活動アドバイス

吉忠ファッション(株)/企画営業
道林 友梨子さん
ファッションテキスタイル科 卒
気になる企業や職種があれば、短期であってもインターンシップに行ってみるといいと思います。合う合わないがわかり、実際に現場の雰囲気も知れるので勉強になります。どんなことを仕事としてやってみたいかがまだわからなくても、ひとまず何らかの職業体験をすると選択肢を絞れますし、後の就職活動では経験としてアピールポイントにもなって、一石二鳥です。

(株)アイランド/企画・デザイナー
及川 こころさん
ファッションテキスタイル科 卒
私の場合は早めに動きたかったので、3年次の4月になった瞬間から求人情報を気にしていました。自分がやりたい職種で好きな雰囲気のブランドを探していて、自分のデザイン力やイメージが生かせそうな企業に入れるようにデザイン画やポートフォリオを充実させました。また、いろいろな産地を巡り、服づくりだけではなくテキスタイルにも興味を持って課外で積極的に活動・勉強していることをアピールしました。

三政テキスタイル(株)/企画・営業
タン ユインジュウ
ファッションテキスタイル科 卒
就職活動において、企業に審査されるだけにならずに、自分もその企業の雰囲気、環境、面接官などをしっかり見極めるという意識を持つことが重要だと思います。また、自分の考えをきちんと持って、正直な気持ちを伝えることも大切にしました。

(株)ミタショー/テキスタイル企画・開発
室橋 結花さん
ファッションテキスタイル科 卒
自分が何を仕事にしたいか迷ったら、会社や工場を積極的に見学することをおすすめします。実際に自分の目で見て、体験したうえで、興味を持ったものに挑戦するのがよいと思います。
主な職種
学生インタビュー
伊原 樹里IHARA Juri
テキスタイルにこだわった
オリジナル作品を手がける技術が身につきます。
学生インタビュー動画

BUNKA FASHION COLLEGE SCHOOL GUIDE
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