MAKEファッションを作る
テキスタイルデザイナー になるには
生地づくりの豊富な知識と技術で、服やアイテムの完成度を高める

文化服装学院卒業生
テキスタイルデザイナー
渡邉 愛さん
文化服装学院の卒業生たちの現在を追う、“文化つながり”のインタビュー集「LINKS(リンクス)」。このたびお届けするのは、テキスタイルを生み出す作家活動を行なう渡邉 愛さんの世界。親が経営する会社の仕事を行いながら創造を模索する彼女。学生時代の作品と、新たに手掛ける植物染めのバッグをクローズアップ。
取材記事はこちら
https://sumirekai.bunka-fc.ac.jp/interview/links/015/

テキスタイルデザイナーとは
洋服やバッグ、スカーフなどのファッションアイテムや、カーテンなどのインテリアアイテムに使われる生地(テキスタイル)をデザインし、つくり上げる仕事です。
この仕事に求められるスキルはデザインセンスばかりではありません。生地の素材となる糸や布、染色の技術・薬剤、織りに関する知識が必須となります。

テキスタイルデザイナーはこんな仕事です
まず、服飾デザイナーの意図や、生地がどのようなアイテムに使われるかを把握。それらの目的に合わせて素材を選び、染色法や織り、プリントなどの加工を企画します。
その後、製造工場などに依頼してサンプルを製作し、デザイナーやメーカーの確認を受けながら仕上がりをきめ細かにチェック。質感や発色の微妙な違いでイメージが変わるため、粘り強く修正を重ねます。そして思い描いていた通りの生地になったら、本格的な生産をスタートさせます。

テキスタイルデザイナーになるには、こういうことを学びます
テキスタイルをデザインするためには、染色やプリント、ウィービング(織り)、加工など、さまざまなテクニックを学ばなければなりません。そのためには設備が整った環境で多くのテキスタイルを制作することが必要です。また、テキスタイルデザインの幅を広げるためにも、服づくりを学んでおくとよいでしょう。