自然を愛する心と、大地と共に生きることを企業理念とするエディ・バウワーが、時代にあったイノベーティブな製品を生み出していきたいという思いで始まった、文化服装学院とのコラボレーション。前期の授業の一環ながら、優秀作は一部商品化もされるという貴重な実学の機会は、今年で3回目を迎えます。

 コンセプト、ターゲット層の設定、デザインからサンプル作成までを、インダストリアルマーチャンダイジング科3年生とメンズデザインコースの有志が参加。その学びの成果を発表するオンラインプレゼンテーションが、9月15日(水)に開催されました。

 2021年度のテーマは「EVERYDAY OUTSIDE」。全7グループに分かれた学生たちは「CITY/STREET」と「90’s SPORTS MIX」というサブテーマのいずれかより、リサーチを重ねることからスタート。デザインを固め、どのような形で消費者にリーチするか、またブランド価値を高める施策などを発表しました。ファッションを手掛かりに、ジェンダー格差や環境問題、人種差別問題などへの意識向上をどう図るかといったことに加え、4D自由視点映像(ボリュメトリックビデオ)*による動画といった最先端の技術も取り入れ、「エモーショナルな視点とDX**での企画」が盛りだくさんというプレゼンテーションに。

 エディ・バウワー・ジャパンの方々からは、学生たちの視点により、ネクストジェネレーションへとアプローチするヒントを得られたと講評いただきました。

 また、10月末にはコラボレーションの一環として、「テキスタイル開発コンテスト」のプレゼンテーションも行われる予定。当日の様子は、追ってお知らせさせていただきます。

*前後左右・上下・遠近・静止といったすべての自由な視点から映像を視聴することができる技術。
**デジタルトランスフォーメーションの略。一部工程の効率化のためにデジタルツールを導入するといった、部分的なデジタル化のこと。

[3Dデータ制作・提供] マガシーク株式会社、株式会社クレッセント
[テキスタイルグラフィック技術指導] 新装図案/Shinsozuan @shinsozuan
[楽曲提供] @rinfancy8

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