卒業生デザイナー 廣岡直人氏による特別講義
5月18日(水) アパレルデザイン科卒のデザイナー 廣岡直人氏による特別講義が行われました。
※文化服装学院ではファッションの最前線で活躍している方々の経験と情報を得るため、各学科の内容に適した特別講義を随時、企画しています。
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世界中にファンを持つゴスロリ・パンクブランド『h.NAOTO』、その生みの親であり、現在、チーフデザイナーとして活躍している廣岡氏による特別講義が母校、文化服装学院にて行われました。
まずはブランド立ち上げから現在に至るまでの『h.NAOTO』の数々の活動を写真つきで紹介。一枚のTシャツ作りから始まり、路面店の展開、国内外のアーティストとのコラボレーションと活動はどんどん広がります。
コラボレーションも現在は音楽だけにとどまらず、映画、マンガ、アニメ、ゲーム、人形、プロレス、アートなど様々な分野と積極的に活動を行っているそうです。また、GACKTさんや
X JAPANのYOSHIKIさんとは親交が深く、作品提供や現在進行中のコラボレーションなどについても話してくださいました。
<『h.NAOTO』の作品や路面店の写真>
廣岡氏がこのように活動を広げていく理由には「『h.NAOTOってなんだろう?』って思わせるようなブランドにしたい。」という想いが常にあるそうです。
『h.NAOTO』としての活動のお話の後は、文化服装学院での学生生活の話から就職、株式会社シンクでのブランド立ち上げまでについて話してくださいました。
学生時代、課題そっちのけで毎日有志で行っていたファッションショーの衣装作りに没頭したこと。株式会社シンクに入社し、営業の仕事をしながら、寝る間も惜しんで作品作りを行ったこと。社長にプレゼンし「そこまで洋服をつくりたいならブランドをつくれ」と念願のデザイナー・企画職となりオリジナルブランド設立にいたったこと。
『h.NAOTO』設立までの道のりは全く順風満帆ではなく、そのときそのときの廣岡氏の決断や努力が道を開いてきたことが伝わってきました。
最後に学生たちへは「デザイナーは体力勝負、体力とやる気がとにかく必要」とエールを送っていました。
学生時代は裏原にお店を持てるなんて考えてもいなかった、という廣岡氏。
今後は海外でのブランド展開を視野に入れながら、活動を行っていくそうです。
また、東京ではGOTH NIGHTや路面店でのレクチャー会など開催予定。
『h.NAOTO』ファンやアパレルに興味がある人たちが交流できる場をつくっていきたい、とお話されていました。
今後も『h.NAOTO』に注目ですね。
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廣岡直人氏 プロフィール
文化服装学院アパレルデザイン科卒業後、1999年シンク入社。2000年春夏から「h.NAOTO」をスタート。ゴシック、ロリータ、パンクを融合させた独自のスタイルで、世界中のファンを魅了している。海外でのショーやイベント、様々な分野とのコラボレーションにも積極的に参加し、活動の幅はますます広がっている。
h. NAOTO 公式ホームページ
http://www.s-inc.com/hnaoto/
h.NAOTO 公式ブログ
http://ameblo.jp/kyounohnaoto/
文化服装学院「先輩の仕事、先輩の言葉」
http://bunka-fc.ac.jp/feature002/contents.html