MNインターファッション株式会社(本社:東京都港区 代表取締役社長:木原伸一)が展開するサステナブルな素材ブランド「BRiCO(ブリコ)」と文化服装学院の学生がコラボレーションする取組を行いました。

●展示会情報や製品の詳細は下記のプレスリリースをご覧ください
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000068.000024743.html

■3年目を迎えた産学連携の取組
【MNインターファッション株式会社より】
文化服装学院とMNインターファッションによる産学連携の取組は今年で3年目を迎えました。今回の取組においては、繊維商社の営業として長年現場を経験した担当者自らが登壇者となり、文化服装学院の学生に向けた特別講義を実施。さらにアイテム製作の題材としてBRiCOの糸を無償提供し、学生の自由な創造性に任せた作品企画を行いました。未来のファッション業界を担う学生にBRiCO素材を知ってもらうことで、サステナビリティを意識したものづくりへと、業界全体のマインドセットのシフトを促すべく、この活動を継続してまいります。

■BRiCOとは?
「BRiCO(ブリコ)」はファッションと人の新しいサイクルを作り、「サステナブルな衣料を特別なものではなく、日常の道具にすること」を目指し、アップサイクルな取組を行っています。
アパレル業界において、衣類の大量廃棄や製造プロセスの中で起こる水質汚染が問題視される中、BRiCOのスキームでは廃棄される古着を回収、色ごとに選別し繊維に戻して再使用することで、染料や化学薬品を一切使用せず、水もほとんど使わないサステナブルなものづくりを実現しました。
また、地域の社会問題の改善も同時に目指しており、インドにあるGRS*1認証を受けたBRiCOのファクトリーでは、識字能力が乏しいために働くことができない近隣の集落の女性300人を雇用し、社会進出と生活向上を支援しています。
*1グローバル・リサイクル・スタンダード(GRS)
リサイクル含有物、加工流通過程管理、社会および環境慣行、化学規制の第三者認証の要件を設定する国際的な製品基準

■布帛にも使用可能な、新たなBRiCOの素材が登場。
今年は布帛向けの素材を新たに開発。ニットやカットソーむけの太番手素材がメインだったBRiCOに布帛のカテゴリが加わり、表現の自由度がさらに広がりました。講義にはニットデザイン科に加えファッションテキスタイル科の学生も参加し、オリジナル作品の製作を行いました。完成した作品は、MNインターファッションで開催される製品展示会(2023年11月8日―10日)にて紹介される予定です。

■参加した文化服装学院学生の声
1枚1枚異なる古着を原料としているBRiCOは、ロットごとのわずかな色のゆらぎから生まれる唯一無二の色合いが特徴の素材です。古着やヴィンテージを日常的にファッションに取り入れている学生からは、手に取ったときの絶妙な風合いに対して、好意的なフィードバックを得ることができました。

「サステナブルな素材のBRiCOは今の世の中にとって必要なものだと思いました。廃棄される繊維から作られた糸と聞いていたけれど、実物を手にしてみるとあまりそれを感じさせない印象がありました。」

―参加したニットデザイン科3年生の感想

初めて手にする素材に苦戦しつつも、糸の強度や特性を捉え、試行錯誤しながら作品を完成させました。「完璧な出来ではないかもしれませんが、学生らしい作品になったと思います。

■MNインターファッション株式会社
日鉄物産株式会社の繊維事業と三井物産アイ・ファッションとの事業統合により2022年1月1日に誕生しました。
URL:https://mn-interfashion.com/

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