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文化服装学院を卒業し、「ケンゾー(KENZO)」の創業者であるファッションデザイナーの高田賢三氏が2020年10月4日逝去されました。81歳でした。
高田氏は1939年兵庫県生まれ。1960年文化服装学院在学中に第8回装苑賞を受賞します。コシノジュンコ氏、松田光弘氏、金子功氏等後の日本ファッション界をリードする多くの同期生とともに「花の9期生」と呼ばれました。

卒業後1964年に渡仏。1970年に「ケンゾー」の前身となる「ジャングル・ジャップ(JUNGLE JAP)」を立ち上げ、初のコレクションを披露しました。民族衣装の発想を洋服に取り込み、独創性でパリモードの常識を破り大きな注目を浴びます。1984年にはフランス芸術文化勲章シュヴァリエ位、1985年毎日ファッション大賞、1999年紫綬褒章、2016年フランス政府からレジオン・ドヌール勲章シュヴァリエを受章する等数々の賞を受賞しました。
文化服装学院客員教授として特別講義やコンテストの審査員を通じ、後輩の育成にもご尽力いただき、後輩に大きな影響を与えた高田賢三氏。今までの功績に感謝の意を表するとともに、心よりご冥福をお祈り申し上げます。

文化服装学院

小池千枝先生(文化服装学院名誉学院長)と花の9期生


第8回 装苑賞受賞作品

●関連参考記事
過去のインタビュー記事
・fashionsnap(2016年)より 「花の9期生」のお話もされています
【インタビュー】ファッション界の”生きる伝説” 高田賢三が再び第一線へ
https://www.fashionsnap.com/article/kenzo-takada-interview/

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