SDGsをもっと身近に、もっと深く知るためのワークショップを開催
マスメディアやSNSで見聞きすることはもちろん、普段のなにげない会話でも“SDGs”*や”サステナブル”という言葉がでてくる昨今。目指すべき大きな目標を知ってはいても、ある一つの行動がどのような影響を実際に及ぼすのか、そこまで考えられているでしょうか?
イマココラボが提供しているカードゲーム「2030 SDGs(ニイゼロサンゼロ エスディージーズ)」は、グループ毎に配られたゴールカード、それを実現させるためのプロジェクトカード、またプロジェクトをやり遂げるために必要な時間とお金が相互作用し、結果として影響を受ける経済、環境、社会の有り様を可視化するというもの。ゲームを通じ、世界をつくっているのは私たち一人ひとりであるという体感を持ち、その後の対話と振り返りを通じて改めてSDGsに向き合うことで、私たちが持っている可能性に立ち返ることができるゲームです。
すでに多くの企業、自治体、教育機関で導入されている同カードゲームを使ったワークショップが、ファッション流通高度専門士科1-2年合同にて開催されました。
前半はゴール達成に向けて邁進するグループが多く、経済は飛躍的に発展したものの環境と社会は壊滅的という結果に(写真「世界の状況メーター」-1を参照」)。この結果を全員で検証し、対話を重ねた後半は、グループ同士で足りないもの・欲しいものを融通しあうことが増え、環境と社会にも配慮しながら経済発展も手にするという、調和のとれた世界の実現を叶えました(写真「世界の状況メーター」-2を参照)。
ゲームはカードを交換していくという特性上、教室内は活気にあふれ、学年を越えたコミュニケーションが生まれていましたが、これは現実社会でも相手の話に耳を傾け、話し合いを重ねる中でよりより世界を目指すことと重なるよう。SDGsについて学ぶ機会の多いファッション流通高度専門士科の学生たちにとっても、さらなる行動変容がもたらされることを予感させる、貴重な機会となりました。
*Sustainable Development Goals/2030年までに、持続可能でよりよい世界を目指すための国際目標。17の目標と169のターゲットから構成されている。
イマココラボ
HP https://imacocollabo.or.jp/