本年度からスタートした文化服装学院主催「高校生ファッションデザイン画コンテスト」の審査会を9月22日(木)に開催。審査員には小篠ゆまさん(ファッションデザイナー)、赤間りかさん(繊研新聞社記者)、児島幹規さん(「装苑」編集長)と共に相原幸子文化服装学院 学院長が加わり、厳正な審査の結果、各賞が決定しました。

応募総数 809点の中から、見事デザイン画大賞に選ばれたのは、樋口 結菜さん(N高等学校 3年)の作品。

計26点の受賞作品はもちろんのこと、レベルの高い作品が集まったことに審査員の先生方も驚きの連続。ファッションの未来は明るい!そんな希望が持てるコンテストとなりました。

受賞作品は、11月3日(木)~5日(土)の文化祭期間中に展示されます。全国の高校生によるファッションデザイン画の数々を見に、ぜひご来場ください。

※受賞者の皆さまには、表彰式・副賞のご案内、賞状等のお受け取りなどに関するご案内をお送りいたします。

デザイン画大賞

樋口 結菜さん
東京都

N高等学校 3年
デザインと絵の上手さがぴたりとはまって、数百点並ぶ中でもおやっと目をひく作品。バックスタイルはどうなっているんだろうと思わせる特徴的なデザインのブラウスとデニムのコンビネーション、ウエスト位置と全体のバランス、色使いなど、すべてが“今”を感じさせます。服の構造を理解してデザインしていることもふまえ、デザイン画大賞に決定しました。

優秀賞

小林 小春さん
神奈川県

神奈川総合高等学校 3年
他人の美意識に寄せていないこと、そして構図で興味を持たせてくれました。足が出てはいるものの、感性に任せて描いている訳ではなく、着けてみたいと思わせる大きなパールネックレスやディテールも分かるセーターなど、リアリティのあるデザインが高評価を得ました。
渡邉 藍さん
山口県
宇部フロンティア大学付属香川高等学校 2年

モチーフを展開させていく手法の作品は平面構成で終始してしまうことが多いのですが、この作品にはきちんと服に仕上げようという意志が感じられます。ヘッドピース、アクセサリー、靴に至るまで、一つのスタイルで世界観を作り上げている点で票を集めました。

審査員賞

木内 陽羽さん
長野県
野沢南高等学校 3年

マリリン・モンローに着せたい服という点には驚きましたが、彼女の人生を波乱万丈なものと捉え、さまざまなデザイン要素をひとつにまとめ上げた実力はなかなか。ひとつひとつのタッチを丁寧に描いていて、前向きに取り込む姿勢にも好感が持てます。
甲田 好美さん
埼玉県
星野高等学校 3年

実際に作ってみてほしいという点で選出。もこもこのニットと裾にフリルをあしらったデニムのパッチワークスカートというデザインにときめきましたし、kemioさんに着てほしいという点もぴったり。ユーモアのある画風にも面白みがあって、目をひきます。
野倉 ひかるさん
千葉県
翔凛高等学校 3年

定型的な美しいバランスという物差しに頼ることなく、自分らしい表現に挑戦しているように感じました。この人にしかない美意識を絵に投影しようとするその姿勢を評価させていただきました。手描きだったら、さらに奥行が出たようにも思います。

佳作

宇井 春乃さん
千葉県
N高等学校 1年
大倉 小枝さん
大分県
日田三隈高等学校 3年
岡本 光司さん
奈良県
高円高等学校 3年
岡本 珠妃さん
神奈川県
麻溝台高等学校 2年

河瀬 美月さん
福岡県
香椎高等学校3年
桐山 和さん
岐阜県
済美高等学校 3年
小西 めぐみさん
秋田県
金足農業高等学校 1年
佐藤 香苺さん
青森県
弘前実業高等学校 1年
手塚 迪さん
北海道
札幌平岸高等学校 3年
中西 真尋さん
兵庫県
洲本高等学校 3年
三浦 花音さん
福岡県
香椎高等学校 3年
三浦 由晏さん
広島県
基町高等学校 3年
久我谷 海帆さん
埼玉県
大宮中央高等学校 4年
桑村 侑さん
兵庫県
西脇高等学校 3年
白方 杏樹さん
宮崎県
佐土原高等学校 3年
竹松 咲音さん
埼玉県
江東服飾高等専修学校 3年
根本 麻由さん
埼玉県
浦和学院高等学校 3年
古谷 莉桜さん
山口県
立修館高等専修学校1年
吉田 陽香さん
埼玉県
和光国際高等学校 2年
吉本 有海香さん
兵庫県
兵庫工業高等学校 3年

※受賞者名は、あいうえお順です。

高校生ファッションデザイン画コンテスト
開催概要は➡こちら

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