「服づくり」を通してファッションを総合的に理解する。

各アイテムの制作を通して、ファッションに関する知識と技術を学びます。 将来は、デザイナー、パタンナー、縫製、販売職など、ファッション業界の多方面での活躍が期待できます。また卒業後は、専攻科への進学も可能です。

授業概要

1年次

服づくりに必要な知識と技術の基本を理論と演習を通して学びます。平面作図によるパターン制作、素材別の縫製法を各アイテムの制作を通して学び、着心地や機能性を理解した一点物づくりを目指します。また衣服の歴史や素材への理解、デザイン画や手芸などの表現技術についても広く学習します。さらに特別講義、校外研修、就職対策講座などを通して社会性を備え、就職への心構えを育成します。

2年次

1年次での平面作図に加え、立体裁断を学びます。立体の理論と技術を合わせ、カジュアルウェアからフォーマルウェアに至るまでのアイテムを制作し、服づくりについて総合的に学びます。
また、幅広い分野の選択授業もあり、アパレル業界に対応できる知識を身につけるためのファッションビジネス概論やアパレル品質論などの授業も受講することができます。

時間割の一部紹介

曜/時限 19:20-10:50 211:00-12:30 313:30-15:00 415:10-16:40
服装造形Ⅰ 服飾デザイン論Ⅰ
服装造形Ⅰ アパレル素材論Ⅰ 西洋服装史
服装造形Ⅰ
ファッションデザイン画Ⅰ A:クロッキー
B:服飾手芸
服装造形Ⅰ (就職対策講座Ⅰ)
服装造形Ⅰ
1年次前期時間割(A・Bは隔週交代授業)

TOPICS

装苑賞公開審査会 ファイナリストを輩出

16組のみが参加できる第96回装苑賞公開審査会に、本年度は服装科2年の学生が選出されました。妊娠をテーマに、誕生と破滅の共存する姿を3体の作品で表現。デジタルプリントやプリーツ加工を施した素材と色の重なりにより、生命力みなぎる美を追求しました。

Student’s CREATION

シルエットと素材選びで 新古典主義をまとう少女に

「私の中の新古典主義時代の少女」をコンセプトに、約3ヵ月をかけて制作しました。生地屋さんという生地屋さん、繊維問屋街もすべて回って手に入れたエクリュや白のレース、ジャカード、チュールなどによるデリケートな陰影とシルエットにこだわっています。

作者
オウヤン イールンさん
服装科 2年
中国出身


主な授業

服飾デザイン論Ⅰ・Ⅱ
服飾デザインの基礎知識である色彩、形態、構成などを講義と演習を通して学び、美的感覚と構成力を習得。豊かな感性と表現力を身につけ、デザインに活用します。
服装造形Ⅰ・Ⅱ
平面作図から基本アイテムを制作。作図方法、パターン制作、ミシンの使い方から素材に合わせた縫製技術まで、服づくりの全般を実習を通して理解します。
服飾手芸
刺繍、スモッキング、アクセサリーなどの制作を通し、さまざまな装飾技法の基礎知識、デザイン、技術を学び、服づくりの幅を広げます。

カリキュラム(シラバス)

服飾専門課程 服装科カリキュラムPDF
掲載内容は前年度のカリキュラム内容です。入学年度の一部科目内容は変更になる可能性もありますので予めご了承頂き、参照ください。

将来の進路

服飾の知識と技術を総合的に学ぶ服装科では、将来の進路として、デザイン、パターン関連、縫製職のほか、販売職など幅広い職種の選択肢があります。また、さらに専門性が習得できる専攻科への進学者も多くいます。

主な就職先

※ (株)(有)省略

オサレカンパニー/オンワード樫山/川越政/光和衣料/工房いーち/コム デ ギャルソン/サンプリーツ/サンマリノ/三陽商会/松竹衣裳/ツヅキ/テイクアンドギヴ・ニーズ/デイトナ・インターナショナル/ビッグ・ママ/ミタケイショウ/メルローズ/ヤマトドレス/ヨウジヤマモト ほか

就職活動アドバイス

(有)キャピタル/縫製

立岡 宇汰さん

服装科 卒

就職活動を始めた当初はインターネットで履歴書の書き方を調べていたのですが、学園就職支援室で履歴書の添削や応募企業のアドバイスを受けたことで、自信を持って採用試験に挑むことができました。

(株)デラックスウエア/縫製

藤田 虹歩さん

服装科 卒

縫製の技術をより高められる仕事を探す際に求人情報が多数掲載されている就職支援室サイトを活用しました。履歴書の添削や面接指導などで学園就職支援室を積極的に利用するといいと思います。

主な職種

学生インタビュー

学生インタビュー動画

先輩が教えるこの科の魅力

服装科 学生制作作品・動画ギャラリー

BUNKA FASHION COLLEGE SCHOOL GUIDE

入学案内書はこちら